珈琲ブログ(有料記事and無料記事のコーヒー用語集)

コーヒー専門ブログ、コーヒーと珈琲商売に関する有料記事販売と、無料記事の「珈琲用語集」をエントリーしいます。

珈琲用語

フラットビーン

平豆のこと。 普通、コーヒーの果実には、2個がペアーになっている半円形の種子が入っています。 この2個の種子ですが、向きあった面が平らになっているので『平豆』と呼ばれています。 コーヒーノキは、梅やさくらんぼ、プラムや桃などの仲間で、「多果肉…

虫食い豆(ブロカード)

ブロカード。欠点のあるコーヒー生豆。成熟していないコーヒーの果実に害虫が侵入して、被害を受けたもの。コーヒー豆の表面に汚点や穴が空いています。

ボストン茶会事件

1773年、アメリカのボストンで発生した事件で、ボストン・ティー・パーティー事件とも呼ばれています。 1776年のアメリカ合衆国独立宣言(アメリカ革命)のきっかけとなった事件です。 この事件を契機に、アメリカ人は、紅茶の消費量を減らして、コー…

パーストクロップ

コーヒー年度は、10月1日から、翌年の9月末日までで、その2年以上前に収穫されたコーヒー豆を、パーストクロップと呼んでいるのだと思います。 収穫されてから、1年以上経過したコーヒー生豆です。 ニュークロップは、最近収穫されて、コーヒーの精製…

未熟豆

コーヒー生豆の欠点豆の一つ。 果実の成熟度が不ぞろいの場合、未熟果が混入する確率が高くなります。 この未熟果の種子は、豆が貧弱で小さくつやがありません。 気象条件や収穫期のズレから果実の成熟度が不揃いになって、未熟果が混入すると言われています…

ムンド・ノーボ(MOndo Novo)

ブルボンとティピカが自然に交配した自然雑種で、1943年、サンパウロで発見されたアラビカ種のコーヒーノキ。 生産性が高くて、果実も大きいコーヒーノキなのですが、花期が長いために未成熟豆が多くなること、樹高が高くなるという難点があります。 1…

二酸化炭素プロセス(Carbon Dioxide Process)

高度に圧縮した二酸化炭素の中にコーヒー生豆を浸漬させて、コーヒー生豆からカフェインを抽出するプロセス。 二酸化炭素に溶解したカフェインは、活性炭ろ過器を使って二酸化炭素から取り除かれます。 カフェインを取り除いた二酸化炭素は、再度、カフェイ…

ミリング/Milling

ドライプロセス(乾燥式)で均一にコーヒーチェリーを乾燥させると、外皮・果肉などは黒い殻状になって種子を包みます。 この状態がドライチェリーです。 乾燥を完了したドライチェリーを脱穀機にかけて、種子の外側の黒くなった殻(外皮や果肉)を除去すること…

ウェットミル

水洗式のコーヒー生豆精製処理方法は、ウェットミルとドライミルという2つの工程から成っていて、果実の果肉除去からパーチメントの乾燥までを行う精製工程で、水を使って果肉除去を行う工程をウェットミル、その後の乾燥させたパーチメントを脱穀して等級…

イマチュアビーンズ/Immature Beans

成熟していない未熟なコーヒー生豆。 小さくて、不恰好なコーヒー生豆で、シルバースキンがしっかりとコーヒー生豆にくっついています。 コーヒーを淹れると、渋み(収斂性)があって、草のニオイがするカップコーヒーが出来上がります。 成熟していない未熟な…

マラコジぺ(Maracogype)

極めて大きい豆ということで知られているコフィアアラビカの品種。 多孔性(浸透性)のコーヒー豆で低収率です。 エレファントビーンとも呼ばれています。 1870年に発見されたブラジル産の一変種で、マラコジペの名前は、ブラジル合衆国の港湾都市マラコジ…

野生種

コーヒーノキは、アカネ科・コフィア属に分類されます。 コフィア属には、50~60の「種」が存在していて、そのうち、アラビカ種・ロブスタ種の2種(リベリカ種を含める場合は3種)は、実用的に栽培されているので『栽培種』と呼ばれています。 これら栽…

トレーサビリティシステム

トレーサビリティシステムとは、生産・加工・流通・販売のすべての過程を、商品パッケージの印字などを見ることで確実に調べることのできるシステムのことなのだそうです。 トレーサビリティシステムは、牛のBSEや食品メーカーの黄色ブドウ球菌事件を契機…

レインフォレスト・アライアンス(RA/熱帯雨林同盟)

レインフォレスト・アライアンスのサイトによると、土地の利用法、商取引の方法、消費者の行動を変えることにより、生物の多様性を維持し、人々の持続可能な生活を確保することを使命とする団体、それがレインフォレスト・アライアンス(RA/熱帯雨林同盟)…

ギシル、ギシルコーヒー

コーヒーの実の「果肉」を、イエメンではギシルと呼んでいます。 イエメンの伝統的なコーヒー、カフア・アル・ギシルは、コーヒーの果肉(乾燥した)から作るコーヒーで、ギシル・コーヒーとも呼ばれています。 コーヒーの発見伝説には、コーヒーがエチオピア…

スペシャリティーコーヒー(Specialty Coffee)

素晴らしい香味のコーヒー。 高い品質評価を達成するために、注意深く丁寧な栽培技術によって育てられ収穫されたコーヒー豆。 または、許される範囲内の欠陥が、僅かしかないコーヒー生豆。 コーヒー豆の栽培・収穫・精製・選別・流通・保管などの段階で、品…

栽培種(二大栽培種)

コーヒー属には、数十種類の「種」が存在しているのですが、実際に栽培されているのは、「アラビカ種」、「カネフォラ種(ロブスタ種)」の2種がほとんどですから、この2種がコーヒーの栽培種ということになります。 栽培に占める割合ですが、アラビカ種が約…

オール・アバウト・コーヒー

ウィルアム・H・ユーカーズと彼の経営するティーアンドコーヒートレイドジャーナル社が、全世界からコーヒーに関する様々な資料を取り寄せて編集した書籍。 1922年(大正11年)に初版が発行されて、1935年(昭和10年)には改訂再販が出版されました…

テロワール(Terroir)

コーヒーが栽培される環境、風土、農場などの要因に基づいて、そのコーヒー豆の持つ香味の個性や特徴を表現すること。 コーヒー豆の全体的なフレーバープロファイルは、そのコーヒー豆の栽培されている地域、地方、標高、あるいは精製処理スタイルによって、…

昭和23年の群馬コーヒー事件とエイジングコーヒー生豆

第2次世界大戦中、群馬県の繭関係の倉庫に保管していた旧日本軍関係のコーヒー生豆を、戦後、地元の役所の人たちが、戦災復興資金に充てる目的で売りさばいていたところ、昭和23年(1948年)6月、隠退蔵物処分違反、価格統制令違反、等々で摘発された…

アロマ(香り)

コーヒーの品質で、最も重要な要素。 コーヒーのアロマ(香り)は、コーヒー生豆の成分が焙煎によって分解したり、分解して新たに出現した成分同士が反応したりして生成します。 「コーヒーのアロマ(香り)」という言葉は、淹れたコーヒーの香り(鼻で感じる匂い…

メチレンクロリド(Methylene Chloride)

メチレンクロリド/CH2CL2は、有機溶剤、冷媒、金属機器の洗浄剤として工業的に広く利用されています。 カフェインレスコーヒー製造に使われる、無色で揮発性の液体。 ヨーロッパでは、メチレンクロリド製法によって製造されたカフェインレスコーヒーが広く…

フローター(Floater)

コーヒー生豆の欠陥。 表面が、漂白されたように、あるいは、薄くなっているコーヒー生豆。 カップコーヒーに、苦くて発酵した風味、あるいは、麦のような風味を与えるといわれています。 フローター(Floater)豆は、白くて、萎れているように見えるのだそう…

マウスフィール(Mouthfeel)

飲食品を口の中に含んだときに感じる重さ(粘着性)の感覚を表現するための用語。 ボティー(コク)。食感。飲食品を口に含んだときの触感。 ワインのテイスティング表現としてよく使われる用語ですが、コーヒーやお茶のテイスティング表現にも使われています。 …

ハスキング/Husking

水洗式、あるいは非水洗式のコーヒー生豆精製処理方式の最終段階で、コンクリートパティオ(コンクリートの庭)にて、日光を利用してコーヒー豆を乾燥させます。 クマ手などを使って、コンクリートパティオに薄く広げたコーヒー豆を、定期的にかき回したりしな…

ハードビーン(Hard Bean/HB)、High grown(HG)

標高によるコーヒー豆の等級分類の一つの段階。 どちらかといえば、標高の高い高地で栽培・収穫されたコーヒー豆。 ハードビーン(Hard Bean/HB)とHigh grown(HG)は同義語。 一般的に、標高1200m~1500mの高地で育ったコーヒー。 高地における交…

マチュアーコーヒー(Mature coffee)

一般的に、パーチメントコーヒーの状態で、2~3年の間、倉庫にて熟成させたコーヒー豆をマチュアーコーヒー(Mature coffee)と呼んでいるのだと、エカワ珈琲店は解釈しています。 マチュアーコーヒー(Mature coffee)は、オールドクロップよりも長い期間保存…

コーヒーオイル/Coffee Oil

コーヒー豆の焙煎中に生成する異なった芳香の複合体。カフェオール/Caffeol 。 コーヒー豆の焙煎中に発生する揮発性のコーヒーエッセンス。 コーヒーの香り成分として、850種以上の揮発性成分が知られています。 カフェオール/Caffeolは、それらの揮発…

フレーバーコーヒー(Flavored Coffee)

香料で香り付けした焙煎コーヒー豆を、フレーバーコーヒー豆と呼んでいます。 フレーバーコーヒー豆は、チョコレート、バニラ、シナモン、アーモンドなどの香り(フレーバー)を焙煎したコーヒー豆に添加して製造しています。 フレーバーコーヒー豆の製造方法…

ボディー(Body)、ボディー感

コーヒーのボディーとは、コーヒー抽出液を口に含んだときに感じる重量感(濃厚感)なのだと思います。 コーヒー抽出液を口に含んで、口腔と鼻腔とを分ける口の上部表面で、舌とコーヒー抽出液が接触するときの摩擦によって作り出される感覚なのだとエカワ珈琲…