シェーク・オマールは、イエメンのモカを舞台にしたコーヒー発見伝説の主人公。アブダルカディールの写本(パリ国立図書館蔵)に記載されています。
冤罪でモカを追放されたイスラム教徒のオマールが、山中を彷徨い飢えで苦しんでいた時、偶然にコーヒーを発見して、飢えをしのいだという伝説が伝わっています。
シェイク(orシーク)・オマールという回教僧がコーヒーを発見したという伝説で、シェイクはアラビアの族長の称号だとされています。
ちなみに、コーヒーの発見伝説として、シェークオマールがアラビア半島で発見したとするオマールのコーヒー発見伝説と、山羊飼い人カルディーがエチオピアの山中で発見したとする2つの伝説が知られています。