コーヒーは、世界の70か国以上の国々で生産されています。
世界の国々の3分の1の国が、第1次産品であるコーヒーを生産しているということで、それだけの需要が存在しているのだと思います。
アルコール飲料を除く世界の三大嗜好飲料であるコーヒー、茶、ココアですが、コーヒーはアカネ科、茶はツバキ科、ココアはアオギリ科の植物です。
それぞれが、人類との長い歴史的経緯を持っているのですが、特に、コーヒーについては、三者の中でも普及が目覚ましくて、地球全土にくまなく浸透しています。
コーヒーという飲み物は、コーヒーノキと呼んでいるコフィア属の潅木(低木)に成る果実から始まっています。
コフィア属には幾つもの種がありますが、そのうち商業的に重要なのはアラビカ種とカネフォラ種(通称ロブスタ)です。
コーヒーノキは、主に熱帯・亜熱帯地域に属する70カ国以上の国々で栽培されています。
コーヒーノキは、アカネ科の植物で常緑の熱帯性低木です。
学名はコフィア・アラビカ(Coffea arabica)、和名はアラビカ・コーヒーノキと命名されています。
もっとも多く生産され、品質価値が最も高いとされている種がアラビカ種です。
あまり人気が無いのですが、アラビカ種とロブスタ種以外の有用品種として、リベリカ種、エクセルサ種、モーリティアナ種、ラセモサ種などが知られています。
アラビカ種の原産地は、エチオピアの南西高地(アビシニア高原)、スーダン南東部のボマ高地、ケニア北部のマーサビット地区だと考えられているようです。
カネフォーラ種(ロブスタ種)は、サブサハラ、アフリカの西部と中心部、ギニア、ウガンダ、南スーダンが原産地だと考えられています。
アラビカ種は自家受粉、ロブスタ種は他家授粉です。
以上、記事の一部分を掲載しています。記事全文は「エカワ珈琲店版、珈琲入門【1】コーヒーノキ」(note で販売中の有料記事)の中に掲載しています。
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