コーヒー果実から種子だけを分離する精製工程を経て、コーヒー生豆は商品になります。
水洗式(ウェットプロセス)の精製工程では、コーヒー果実を湿らせて、不必要な果肉や皮の部分を取り除きます。
コーヒーの果実や粘液部分(ミューシレージ)が、機械でコーヒー豆(コーヒー果実の種子)からこすり取られるコーヒー豆精製方法。
アクアパルプ(Aquapulp)とは、コーヒーフルーツの実や粘液を機械を使ってこすり落とすプロセスで、発酵と洗浄でコーヒーフルーツの実や粘液を除去する水洗式精製処理方法に、徐々に取って代わりつつあるコーヒー豆精製方法だと言われています。
しかし、そのコーヒー生豆には取り残した果肉や粘着液が残っています。
アクアパルプ・メソッド(Aquapulp Method)とは、そのパルプや粘着液を機械によってコーヒー生豆から取り除く工程を表現する用語だとエカワ珈琲店は理解しています。
アクアパルプ(Aquapulp )という用語は、摘み取ったコーヒーの果実からコーヒー豆を選別するときに、コーヒー豆の表面に残っている粘ついた果物の果肉、あるいはミューシレージを機械で取り除く工程を表現するのに使われているようです。
発酵と洗浄によってミューシレージを取り除く伝統的なウェットプロセスが、機械を使ってミューシレージを取り除く方法に徐々に取って代わりつつあるようです。
ちなみに、コーヒー果実のつくりは、一番外側に外皮、それに包まれた甘い弾力のある果肉(パルプ)と、その内側にパーチメントという繊維質の厚い皮、さらにシルバースキンの薄い皮からなっています。