シアトル式深煎りコーヒー豆を焙煎する時には、頭に色彩豊かなバンダナを巻くのだそうです。
エカワ珈琲店式焙煎では、中煎りコーヒー豆を焙煎する時も深煎りコーヒー豆を焙煎する時も、頭には何もかぶらず、何も巻きません。
それでは面白くないということで、エカワ珈琲店式焙煎においても、焙煎スタイルの研究が必要なのではと考えたりしています。
只今売り出し中の第2世代と呼ばれている、アメリカ中西部のコーヒー屋さんでは、腕をタトゥーで飾って焙煎作業をする焙煎職人さんもあるみたいですが、さすがに、その真似はできかねます。
でも、頭に色彩豊かなバンダナを巻いて焙煎する方法は、真似をしてみようかと考えています。
頭に色彩豊かなバンダナを巻いて、誰かが焙煎作業を遠巻きに見学していたりすると、手を振って歓迎するというのも、絵になる風景です。
シアトル式深煎りコーヒーの焙煎職人さんは、当たり前のことですが、コーヒー豆の焙煎中は、焙煎機とにらめっこしています。
何回も何回も、金属製のスプーンで焙煎機からコーヒー豆を取り出して煎り具合を調べます。
コーヒー豆の色付き具合を確認して、香りを嗅いでから、そのコーヒー豆を焙煎機に戻します。
コーヒー豆の2回目にはじける音を聞いて、最終的に、金属製スプーンで取り出したコーヒー豆の色付き具合と香りの具合を確認した後、すばやく焙煎を終了して、焙煎機のフタを開いて、つややかに光るコーヒー豆を取り出します。
焙煎の終了したコーヒー豆は、冷却用のトレーにて、できるだけ速やかに冷却します。
この冷却スピードが、コーヒー豆の香りの保持に大いに関係してきます。
コーヒー豆の温度が高ければ、コーヒー豆から香り成分が逃げていくスピードが速くなるので、できるだけ速やかに冷却することが必要になります。
この深煎りのコーヒー豆、そのコクのある香味が頭をスッキリさせてくれて、最高の香味を演出すると言われています。