3世代以上に渡って、その農家で栽培され続けて来た農作物を、アメリカやカナダではエアルームと呼んでいるようです。
ということで、ティピカ種、ブルボン種などの在来種、伝統品種を、エアルーム(Heirloom)コーヒーと表現しているのだとエカワ珈琲店は解釈しています。
(ブラジルのダテーラ農園です。コーヒーネットワークより引用)
エアルームのアラビカコーヒー豆は、品種改良されたものとは異なり、いろいろな面で多様性に富んでいるのが特徴だと言われているようです。
遺伝学的に野生のコーヒーに近いコーヒー豆なのだと思います。
コーヒーのふるさとだと考えられているエチオピアには、数多くの野生のコーヒーノキが存在していて、イルガチェフェ、モカシダモ、モカハラーなどのコーヒーノキが栽培されています。
そして、世界中で栽培されているコーヒーノキのほぼ全ては、エチオピアで自生していた、あるいは自然を利用して栽培していたコーヒーノキを先祖としている可能性が高いのだと思います。