コーヒーの葉さび病。コーヒーの葉に発生するさび病。
菌が風や雨によって運ばれ、葉の裏側の気孔から組織内に菌糸を伸ばして養分を奪い、植物を枯死させてしまいます。
小さな斑点(病斑)が、次第に黄褐色に変化しながら大きくなって行きます。
斑点(病斑)の色が濃くなって行くのと平行して、葉本来の美しい緑色が色あせ、光合成機能が失われていきます。
濃い褐色(さび色)に変わる頃には、葉本来の美しい緑色が全く見られなくなって、萎縮して落葉します。
そして、大農園であっても、2年から3年で壊滅的なダメージを受けます。
1970年、ブラジルを襲ったコーヒー葉さび病は、ブラジルのコーヒーに大打撃を与えました。
そして、中米各国に拡大して行き、世界のコーヒー市場を大混乱させました。
【写真は、下記サイト記事から引用しています】
コーヒーノキの病気は350を超えるとされていますが、そのうち、コーヒーノキに最も被害を及ぼした病気が、さび病菌「ヘミレア」による病気です。
ヘミレアは、コーヒーノキの葉の裏側に付着して、葉肉内に菌糸を伸ばして養分を奪い、コーヒーノキを枯れさせてしまいます。