ウィキペディアによると、「サーティフィケーションとは、被認証者が認証場所に直接アクセスして行う認証のこと」、と書いてあります。
コーヒー関係では、コーヒーノキの育て方、生育環境、コーヒー豆の精製工程、コーヒー豆のローストにおいて、様々な認証が存在していて、認証団体・機関がそのガイドラインに適合しているコーヒーに認証を与えています。
サードパーティー(第三者機関)の監査人が、生態学的な環境基準を基礎としてコーヒー豆を栽培しているかどうかを検証して、合格点を獲得できれば認証されます。
認証に必要な費用は、生産者側が負担します。
認証を受けると、その認証団体・機関の認証マークを製品に表示することができます。
コーヒー関係の認証として、JAS有機認証、レインフォレストアライアンス(熱帯雨林同盟)認証、フェアトレードラベル、バードフレンドリーなどが日本で知られています。
バードフレンドリーは、日陰栽培・有機栽培・渡り鳥の生息環境基準を満たしている生産者のための認証制度です。
レインフォレストアライアンスは、持続可能な農業環境の推進を目的とする認証制度です。日陰栽培の基準は、バードフレンドリーほど厳しくなくて、有機栽培である必要もありません。
フェアトレードは、貧困を少なくするには国際貿易での公正取引が必要だということで作られた認証制度で、コーヒー以外にも多くの製品がフェアトレード認証を受けることができます。
主として、小規模生産者や団体が認定を受けていて、ある一定以上の価格でコーヒー豆が取引されています。
認証を受けているコーヒー豆は、相場よりも割高で取引されるという利益を生産者にもたらします。
生産者が適正な利益を確保できることで、品質の良いコーヒー豆の生産が持続可能になるということは、消費する側の利益にもつながってくるのだと思います。