発酵したコーヒー生豆で、欠点豆の一つ。発酵豆。
地上に落下した果実が、そのまま放置されて発酵したもの。
正常なコーヒー生豆との見分けが難しくて、少し白くてふやけた感じがするだけですが、焙煎すると褐色にはならず、発酵豆の混ざったコーヒー豆を抽出すると、発酵臭がします。
発酵豆には、完全な発酵豆(Full sour bean)と不完全な発酵豆(Partial sour bean)があるのだと思います。
完全な発酵豆は一時的な欠点ですが、不完全な発酵豆は二次的な欠点なのだと思います。
発酵豆は、赤みがかった茶色、黄色がかった、あるいは黄色がかった茶色をしているようです。
【Cafe de Colombia より引用させて頂いた写真です】
発酵豆を砕くと、発酵したお酢のような匂いが放出されるそうです。
カップコーヒーの品質は、コーヒー生豆の発酵の程度によって違って来るとされています。
発酵豆の原因は、主として、熟しすぎたコーヒーチェリーを摘むことや、地面に落下したコーヒーチェリーを拾うこと起因していると考えられています。
完全に発酵しているコーヒー生豆が含まれている焙煎コーヒー豆を粉砕して、そのコーヒー粉でコーヒーを淹れると、コーヒーの香味を台無しにしてしまいます。