その土地に適した樹木をコーヒーノキと伴植して、適度な日陰を作ることで、強い炎熱からコーヒーノキを守っています。
このコーヒーノキと伴植する樹木のことをシェードツリーと呼んでいます。
シェードツリーを採用している産地と、していない産地が存在しています。
ソンブラとも呼んでいます。
コーヒーの栽培には日光が必要ですが、それ以外に、毎日一定時間、木のまわりの地温を低く保つため、日陰も必要です。
ですから、多くのアラビカ種のコーヒーの生産国では、山の斜面を利用してコーヒーノキを栽培しています。
特に、幼木の期間は、強い日差しと地面の高温からコーヒーノキを守る必要があると言われています。
この日陰を作るために植えられる樹木のことを、シェード・ツリー(日陰樹)と呼んでいます。
6~7m間隔で、バナナ、ひまわり、マンゴーなど、その土地に適した樹木を併植して、コーヒーノキを強い炎熱から守るために適度な日陰をつくっています。