水洗式、あるいは非水洗式のコーヒー生豆精製処理方式の最終段階で、コンクリートパティオ(コンクリートの庭)にて、日光を利用してコーヒー豆を乾燥させます。
クマ手などを使って、コンクリートパティオに薄く広げたコーヒー豆を、定期的にかき回したりしながら乾燥させているようです。
コーヒー豆が所定の乾燥度合に到達すれば、パーチメントコーヒー豆(パーチメントの皮がついているコーヒー豆)のまま、倉庫で保管・熟成させます。
そして、熟成が完成したと思われる段階、あるいは、出荷の段階になると、そのパーチメントコーヒー豆のパーチメントの皮を脱穀機などを使って取り除きます。
この脱穀工程を、ハスキング(husking)と表現しているのだと思います。
コーヒー果実から精製処理されて取り出されたコーヒー生豆は、パーチメント(内果皮)、シルバースキン(銀皮)などの皮の層で覆われているのだと思います。
脱穀機などでパーチメントを取り除かれたコーヒー生豆は、出荷までに2度、手作業によって欠点豆や未熟豆を取り除くのだそうです。
コーヒー生豆の脱穀工程を経ても、ある程度の量の銀皮(シルバースキン)がコーヒー豆に残っているようですが、そのシルバースキン(銀皮)は、コーヒー豆の焙煎工程で取り除かれます。
脱穀作業(Husking)が終了したコーヒー生豆は、売買が成立するまでの間、倉庫で保管されるようです。
売買が成立すれば、もう一度、コーヒー生豆は調べられて、品質をチェックされるのだそうです。
出荷時に袋に詰められたコーヒー生豆は、一般的に、焙煎業者の手に渡るまで開封されることがないそうですが、コーヒー生豆を小分け販売するためや真空パック包装するために、輸入業者さんやコーヒー生豆問屋さんによって開封されることもあるようです。
農場から出荷されて、輸入業者さんやコーヒー生豆問屋さんの手に渡るまでの所要期間は、大体1か月くらいだといわれています。
そして、そのコーヒー生豆が、焙煎業者のもとに届くのに、輸入業務の関係もあって1か月くらい必要になるということです。