珈琲ブログ(有料記事and無料記事のコーヒー用語集)

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焙煎したコーヒー豆の保存と脱酸素剤

焙煎コーヒー豆保存に使う脱酸素剤の条件

焙煎したコーヒー豆や紅茶の保存で「脱酸素剤」を使用する時の留意点ですが、コーヒーや紅茶は香りの飲み物ですから、酸素は吸収しても食品の香りを吸収し難い性質を持つ「脱酸素剤」を選択する必要があるのだと思います。

また、焙煎したコーヒー豆や紅茶は、水分含量の少ない乾燥した食品ですから、水に反応するタイプでは無くて空気に触れると酸素を吸収するタイプの「脱酸素剤」を選択する必要があるのだと思います。

 

自家焙煎コーヒー豆の賞味期限 

年老いた珈琲豆焙煎屋は、「焙煎コーヒー豆は鮮度が大事!!」と考えているので、エカワ珈琲店が自家焙煎して販売している自家焙煎コーヒー豆の賞味期限は大体1か月くらいだとしています。

少量生産・少量販売、煎りたて自家焙煎コーヒー豆の直接販売に徹しているので、自家焙煎コーヒー豆の流通保存を考える必要がありません。

年老いた珈琲豆焙煎屋が営んでいるエカワ珈琲店は、「脱酸素剤」を使用するという考え方とは無縁の商売をしています。 

ekawacoffee.hateblo.jp

 

腐敗しなくても、劣化して行くわけですから 

焙煎したコーヒー豆ですが、性格的には一種の乾燥食品なのだと思います。一般的に乾燥食品は、腐敗し難くて人の健康に有害なレベルの劣化は起こり難いとされています。

しかし、焙煎したコーヒー豆が、乾燥食品だから劣化しないと考えるのは間違っているのだと思います。

焙煎したコーヒー豆は、空気(酸素)に触れると酸化が開始されて、コーヒーの風味・香味は確実に劣化して行きます。

腐敗していなくても、健康に有害でなくても、鮮度維持を考慮していない、風味・香味の劣化したコーヒーを飲んでも美味しくあるはずが無いと思います。

焙煎したコーヒー豆が乾燥食品だと考えるとしても、できるだけ風味・香味の良好な状態で一杯のコーヒーを楽しもうとするならば、それなりの鮮度維持に留意する保存方法を考える必要があるのだと思います。

ekawacoffee.hateblo.jp

 

焙煎コーヒー豆鮮度維持の工夫

流通経路が長い、流通期間が長い焙煎コーヒー豆を生産・流通させる場合、焙煎コーヒー豆の鮮度を維持する工夫が必要になります。 

焙煎したコーヒー豆の鮮度を維持する工夫として、窒素ガス充填、脱酸素剤の封入、そして、それらと冷蔵保存の併用などの方法が採用されているようです。その中で一番手軽なのが、「脱酸素剤」の封入です。

しかし、上記の保存方法ですが、ある程度の効果があると考えられていますが、焙煎したコーヒー豆の品質劣化を完全に防げるとは考えらていません。