珈琲ブログ

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パーコレーター

1806年、イギリス人のラムフォードが原型を作り、1819年、フランス人のローランが完成させた熱湯循環式抽出器をパーコレーターと呼んでいます。

熱湯が管を通って上昇して、コーヒーの粉の上に降り注いで、コーヒーを抽出します。

 

外形はコーヒーポットですが、粉を入れるバスケットと、湯を通すパイプがセットになっています。

ポコポコ抽出する音がして、なかなかオツな、そして温か味のある器具です。

コーヒー学講義/広瀬幸雄・星田宏司(人間の科学社発行)より

 

金属製のポットの内部に、粉を入れるバスケットとこれをポットの上方に固定するスタンドを具えた熱湯循環式抽出器である。スタンドは底部が円形で真中から細い管になっており、これがポットの底部から最上部のグラス製の蓋まで突き抜けていて、内部は中空、湯が沸騰するとこの中を通って熱湯が上昇し、上蓋に衝突してバスケットの粉の上に降り注ぎ、抽出が行われ、抽出液はもとの湯に戻り、加熱されて再び上昇し抽出を繰り返す。

序説珈琲学/友田五郎(光琳発行)より