珈琲ブログ(有料記事and無料記事のコーヒー用語集)

コーヒー専門ブログ、コーヒーと珈琲商売に関する有料記事販売と、無料記事の「珈琲用語集」をエントリーしいます。

窒素コーヒー/ニトロコーヒー(Nitro Coffee)

コールドブリューーヒーに窒素を挿入する窒素コーヒー(Nitro Coffee)は、2012年にアメリカ合衆国で登場したと伝えられています。

その後、この新しい冷たいコーヒーは、瞬く間にアメリカ全土を席巻しました。

 

f:id:ekawa:20190328111327j:plain

スターバックスコーヒーのプレスリリースより

窒素コーヒーの歩み 

最初、サードウェーブコーヒー系珈琲会社の専売特許だったニトロコーヒー(Nitro Coffee)の領域に、スターバックスコーヒーやダンキンドーナツが参入して来て、これまでにも増して窒素コーヒー(Nitro Coffee)に注目が集まるようになって、瞬く間に北米大陸を席巻してしまいました。

2012年にアメリカ合衆国で登場したと伝えられている窒素コーヒー(Nitro Coffee)は、最初、サードウェーブコーヒー系の珈琲会社で採用されて人気を博し、その後、スターバックスコーヒーやダイキンドーナツのメニューに取り入れられて、人気ドリンクの地位を確固としたものにしたようです。

日本にも到達していますが、現在(2019年)のところ、注目度と人気はそれほどでも無いようですが、ギネスビールと同じように徐々に浸透してくるのかもしれません。

 

何故、窒素コーヒーなのか 

最初、注入が容易な二酸化炭素を水出し(コールドブリュー)コーヒーに注入して実験したところ、明らかにコーヒーの風味が劣化したので、二酸化炭素よりも約50倍溶けにくい窒素(ニトロ/Nitro)を水出し(コールドブリュー)コーヒーに注入することにしたという窒素コーヒー(Nitro Coffee)誕生のエピソードを何かで読んだことがあります。

 

窒素コーヒーの特徴

窒素コーヒーの特徴は、コーヒーをカップに注ぐと、その上に現れる小さな泡の集団だとされているようです。(エスプレッソコーヒーのクレマと同じような・・・)

窒素を注入するコーヒーは、冷たいコーヒーでなければならず、ビールと同じように樽に保存して置くのだそうです。そして、一般に流通させるときには、窒素コーヒー用に設計された缶や瓶に詰めて出荷すると伝えられています。

コーヒーに注入された窒素ガスが、コーヒーの酸化を抑えてコーヒーの風味を長持ちさせて、窒素ガスによって作られる気泡が、クリーミーな口触りと微かな甘味を感じさせる働きをするそうです。

ちなみに、窒素コーヒー(ニトロコーヒー)にコールドブリュー(水出し)コーヒーが使われる理由ですが、酸の成分が少ないからだとする意見もあるようです。

 

窒素コーヒーの製造方法

窒素コーヒー(ニトロコーヒー)の作り方ですが、珈琲会社によって様々のようで、大量生産する場合と少量生産の場合とでは、作り方も品質も、相当な違いがあるようです。

また、コールドブリュー(水出し)コーヒーの醸造に使う焙煎コーヒー豆の種類が違えば、窒素コーヒー(ニトロコーヒー)の出来上がりも違ってくるようです。

 

関連ストーリー

ekawacoffee.hateblo.jp