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鄭永慶(ていえいけい)

日本最初の本格的な喫茶店、「可否茶館」を明治21年に開業した人。

この「可否茶館」の経営に失敗して、借金から逃れるためアメリカに密航、明治38年7月17日、シアトルにて37歳で生涯を終えたとされています。

 

1858年~1895年、長崎生まれの日本人で、先祖は有名な鄭成功だとされていて、代々幕府の唐通詞を勤めていたと伝えられています。

父親の北京勤務に同行して中国語を習得、17歳でアメリカのエール大学に留学して英語を習得したエリートですが、上流階級の娯楽施設「鹿鳴館」に対抗して、庶民のための娯楽施設(サロン)「可否茶館」を開設したことで知られています。