焙煎度を色で測定する機械。黒を0、白を100として、その間の明度をL値という数値に置き換えて測定します。
コーヒー豆の色の違いを、光を照射して測定する機械が色差計です。L値は、ローストが深くなるほど低くなります。
焙煎度(煎り具合)は、火力と時間に基づく焙煎工程の豆の色づきで決めることが多いわけですが、焙煎度に対する色や味などの感覚的判断には個人差があって、色や味から統一的な焙煎度を判断するのには無理があります。
焙煎度に対する感覚的判断の個人差を補う手段として、L値(色差計)が補助的に使われることもあります。
焙煎の程度をあらわす指標として使うL値は、焙煎コーヒー豆の粉砕物の明度を色差計で測定するのが一般的です。