水道水には、有機物含量の高い水を殺菌する目的で、塩素(クロール)が含まれています。一般的にカルキと呼ばれているのは、このクロールのことです。
クロールの量が多すぎると、コーヒーのフレーバーに悪影響が出ます。
カルキは水の消毒剤ですが、コーヒーを淹れるについては、水道水のカルキ臭が問題になることがあります。
一般的に、コーヒー成分の力が強いので、水道水のカルキ臭が少しくらい強くても大丈夫だと思いますが、カルキ臭が気になるときは、汲み置きしたり、沸騰させたり、浄水器を使ったりすれば、取り除くことができると考えています。
ちなみに、その昔(1990年代の頃)、日本の水道水の水は、味を悪くする成分を浄水器で取り除いてやれば、ミネラルのバランスの点では、何処の水道水でもまず合格点が与えられると言われていました。