煎りたて新鮮な焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れる「蒸らし(プレウェッティング/pre-wetting)」作業の際に出現する現象。
「蒸らし」or「プレインフュージョン(pre-infusion)」と呼ばれることもあります。
ハンドドリップでコーヒーを淹れる際、注湯は一般的に3回~数回に分けて行いますが、その前に濾紙を通過してコーヒーの滴が落ちてこない程度に、適量の湯を静かにゆっくりと焙煎コーヒー粉に対して均等に加えます。これが、蒸らしと呼んでいる作業です。
その後、30秒~1分くらい放置しておきます。この間、煎りたて新鮮な焙煎コーヒー粉を使っていたら、花が咲くように焙煎コーヒー粉が膨らんできます。これが、コーヒーブルームです。使っている焙煎コーヒー粉が古くなっていれば、ブルーム(Bloom)は出現しません。
コーヒーブルームを出現させることによって、琥珀色の透き通ったコーヒー、ほろ苦くて雑味を感じないコーヒー、心地良いフレーバーを持つコーヒーが出来上がると言われています。