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コーヒーノキの病気と霜害

コーヒーの病気は、知られているだけで300数十種類を超えていると思われます。

その中でも、最も大きな被害を及ぼしている最悪の病気は、さび病菌「ヘミレア(Hemileia vastarix)」による葉さび病(Coffee Leaf Rust)だと言われています。

 

葉の裏側にさび病菌が付着すると、オレンジ色の斑点が出てきます。

その斑点の色が次第に濃くなって、光合成機能が失われて、葉が枯れて、収穫量も著しく少なくなって、2~3年後には、木全部が枯れてしまいます。

 

1861年、アフリカのビクトリア湖周辺で発見されたコーヒー葉さび病は、アジア、アフリカで栽培されていたアラビカ種のコーヒーノキに多大な被害をもたらしました。

スリランカ(セイロン島)のアラビカ種のコーヒーノキは、1960年代の末までに全滅してしまって、それ以後、コーヒーノキの栽培から、紅茶の栽培に切り替わったという話は有名です。


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コーヒーノキの天敵は、コーヒーノキの病気だけではありません。

高地で栽培されるコーヒーにとって一番恐ろしいのは、霜による被害です。

 

僅か一晩の霜のために、栽培地域全域が壊滅的な被害を受けます。

1975年、ブラジルでは、この霜害で20億本の木のうち、15億本が被害を受けて、生産が半減してしまいました。

 

以上、記事の一部分を掲載しています。記事全文は「エカワ珈琲店版、珈琲入門【1】コーヒーノキ」(note で販売中の有料記事)の中に掲載しています。

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