コーヒーの果実の一番内側にある薄い皮を、シルバースキン(銀皮/Silver skin)と呼んでいます。
精製処理後もコーヒー豆に残っていたシルバースキンは、焙煎中にチャフに変化します。
コーヒーの果実は、一番外側が外皮で、それに包まれた果肉(パルプ)があって、その内側に繊維質の厚い皮(パーチメント)が、さらに銀色の薄い皮がコーヒーの種子を被っています。
このコーヒーの種子を被っている種皮を、シルバースキン(銀皮)と呼んでいます。
薄い紙のような薄い膜が、外皮を取り除いた後のコーヒー生豆に付着しています。
コーヒー生豆を磨くことによって、このシルバースキン(銀皮)の幾らかを取り除くことができます。
そして、取り除けなかったシルバースキンは、コーヒー豆を焙煎することで取り除かれます。
焙煎によって取り除かれたシルバースキンをチャフと呼んでいます。
(伊藤博さんの「珈琲を科学す/時事通信社」よりの引用写真です)
コーヒー果実のつくりは、一番外側に外皮、それにつつまれた弾力のある果肉(パルプ)と、その内側にパーチメントという厚い皮、さらにシルバースキン(銀皮)の薄い皮からなっています。
コーヒーの種子は、そのような4重の装備によって、胚乳部に貯えられているタンパク質や炭水化物、脂肪、その他のミネラル分を守っています。