江川珈琲店の珈琲用語集

エカワ珈琲店の独断と偏見で用語選定して、独断と偏見で記述している珈琲用語集

 

ピーベリー/Peaberry

コーヒー豆は、焙煎コーヒー豆や淹れたコーヒーの原料となるもので、コーヒーチェリーと呼ばれている赤い果実の種の部分です。果実の種なのですが、豆と似ているのでコーヒー豆と呼ばれています。

 

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(1)ピーベリー/Peaberryのコーヒー豆

コーヒー植物の果実(コーヒーチェリー)には、普通、2個の石のような硬さのフラット(平ら)な形をしたコーヒー豆が含まれています。しかし、時々、コーヒー果実の中に、コーヒー豆が1つだけしか含まれていないものもあって、そのコーヒー豆はピーベリー(peaberry)と呼ばれています。

2つの種子のうち1つの種子だけが受精して、その単一の種子がフラット(平ら)にならずに成長するので、丸形のコーヒー豆になると言われています。

ちなみに、コーヒー果実に2つ入っている通常の平らな形をしたコーヒー豆は、フラットビーン(orフラットベリー)と呼ばれています。

 

(2)ピーベリー/Peaberryコーヒー豆の特徴

ピーベリーの発生割合は、5~15%くらいだと言われています。

科学的に証明されているわけではないのですが、ピーベリー(peaberry)コーヒー豆は、ノーマル(フラット)なコーヒー豆よりも、より多くの香味成分を持っていると信じられています。

エカワ珈琲店は、それにプラスして、コーヒー豆焙煎中の熱伝達の違いが、ピーベリー(peaberry)コーヒー豆の香味成分の引き出し方の違いとなって表れてきていると考えています。

 

(3)ピーベリーコーヒー豆の焙煎で注意すること

ピーベリー(peaberry)のコーヒー豆は、フラットベリー(フラットビーン)とはコーヒー豆の形が違っています。楕円形ではなくて、丸形をしています。

コーヒー豆の形が違っているので、フラットベリー(フラットビーン)のコーヒー豆とピーベリー(peaberry)のコーヒー豆を一緒に焙煎すれば、煎りムラができてまいます。

ですから、確実に高品質の均一な焙煎をするには、フラットベリー(フラットビーン)はフラットベリー(フラットビーン)だけを、ピーベリー(peaberry)はピーベリー(peaberry)だけを焙煎する必要があるようです。

 

(4)ピーベリーコーヒー豆の焙煎と風味

そのピーベリー(peaberry)コーヒー豆の焙煎ですが、ピーベリー(peaberry)コーヒー豆は丸形をしているので、焙煎機のドラム内でスムーズに回転します。また、ピーベリー(peaberry)コーヒー豆は密度が高いので、焙煎中の熱伝達もスムーズに推移するとも言われています。

それらが、同じコーヒーノキから収穫したコーヒー豆であっても、フラットベリー(フラットビーン)の焙煎コーヒー豆とピーベリー(peaberry)の焙煎コーヒー豆とでは、風味特性が違って来る理由だと考えられています。