食品が水蒸気を収着することを、食品の吸湿と呼んでいます。
空気中には、水蒸気が含まれています。
そして、空気中に置かれていた物質は、水蒸気を含めて周囲の空気中の気体を収着します。
食品も例外では有り得ないので、乾燥食品の吸湿という問題が発生します。
乾燥食品の水蒸気収着は、『毛管凝縮形』の吸湿です。
相対湿度30%くらいまでは、ごく普通の吸着ですから、水は食品の表面に単分子層を形成しているだけですが、それよりも湿度が高くなると、毛管凝縮が起こります。
コーヒー生豆も、焙煎したコーヒー豆も、年老いた珈琲豆焙煎屋は、乾燥食品(or原料)だと考えているので、保存における湿度管理には、それなりの注意を払っているつもりです。