コーヒーに含まれているカフェインやトリゴネリンは、アルカロイドの一つです。
もともと、植物に含まれていて、窒素を含み塩基性を呈する物質のことです。
もう少し狭い意味では、窒素が炭素と一緒になって環状の構造を作っている化合物のことで、通常は有機酸と塩を作って存在していて、特殊な生理作用を示し、苦味の強い化合物が多くあります。
古くから馴染みの深いアルカロイドとして、モルフィン(モルフィネ)、コカイン、ニコチン、キニーネ、LSDなどが知られています。
化学的な構造の似たものを一つにまとめて幾つかのグループに分けていますが、カフェインはメチルキサンチンというアルカロイドの一種です。
メチルキソンチン類は63種の植物中に存在していて、一般的なものとしては、コーヒー豆、お茶の葉、ココア豆、コーラーの実などが知られています。