渋味を感じる嫌な酸味、嫌悪感を催す酸っぱさをアサービク(Acerbic)と呼んでいるのだと思います。コーヒーの欠陥味です。
淹れたコーヒーを長時間保温したり、高温で温めたりすると発生するコーヒーの欠陥味。
アサービク(Acerbic)は、コーヒーの不愉快な酸味を表現する用語なのだと思います。
酸味には、コーヒーにとって良い酸味と悪い酸味があると考えています。アサービク(Acerbic)は、間違いなくコーヒーにとって悪い酸味だと思います。
欠陥のある不愉快な酸味は、コーヒー生豆の精製段階の発酵工程に問題があった場合にも発生します。しかし、淹れたコーヒーを長い時間保温しておくことで、不愉快な苦味と不愉快な酸味を持つコーヒーに変化するという現象の方が目立っているのだと思います。
コーヒーを淹れた後、保温のために過度な熱をコーヒーに供給し続けることによって発生するコーヒーの欠陥味。舌の上で感じる辛らつで不愉快な酸味。
アサービク(Acerbic)は、カッピングやテイスティングでは、コーヒーの味に悪い影響を与える酸味だと評価れます。
アサービク(Acerbic)な酸味を感じるコーヒーをできるだけ抵抗無く飲む方法として、ブラックコーヒーでは無くてミルクや砂糖を添加するホワイトコーヒーで飲むという方法が、昔から知られています。