酢酸エチルのこと。酢酸とエタノールが脱水縮合したエステル。
果実臭のする無色・揮発性・可燃性の液体。
コーヒー関連では、1980年代頃から、コーヒー豆からカフェインを取り除く有機溶媒として利用されています。
蒸したコーヒー豆を抽出槽にいれて、そこに有機溶媒としてエチルアセテートを入れます。そうすると、カフェインは油に溶けやすいので、エチルアセテートに溶けてしまいます。
その後、有機溶剤であるエチルアセテートは除去してしまいます。
でも、有機溶剤を利用してカフェインを除去したコーヒー豆の場合、風味が劣化している可能性が考えられます。
エチルアセテートは、食品衛生法による指定添加物となっていて、食品の香り付けなどへの利用が認められています。