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オールド・クロップ/Old-Crop

過去に収穫されて、収穫循環(精製処理工程)の後半部分を残して倉庫に保管されているコーヒー生豆。

過去に収穫されて、パチメントコーヒーの形で倉庫で保管されていたコーヒー生豆。

オールドクロップのコーヒー生豆は、エイジッドコーヒーやビンテージコーヒー、マチュアコーヒーと、2つの部分で異なっているとエカワ珈琲店は解釈しています。

 

オールドクロップはコーヒー生豆を長期間保存する目的で保存されているのではなくて、出荷待ちのコーヒー生豆という部分が1つ目。

2つ目は、用心深く丁寧に保存されていない可能性があるということです。

 

エイジッドコーヒーやビンテージコーヒーの保存では、温度や湿気に神経質なほど注意を払っています。

また、保存中のコーヒー生豆が入っている袋は、定期的にローテションされています。

 

多孔質であるコーヒー生豆は、長期間の保管によって、その孔の数が少なくなって行く可能性があります。

その結果として、焙煎したコーヒー豆の水(湯)の浸透性が悪くなったりします。

 

長期間保管したコーヒー生豆を焙煎すると、枯れ草臭を持つ焙煎コーヒー豆が出来上がることもあります。

コーヒー生豆の脂質が分解したり、臭気を吸収したりする可能性もあります。

 

保管中の湿度が高すぎる、その湿気を吸収したコーヒー生豆にカビが発生する可能性もあります。

酸味などのコーヒーの香味も、コーヒー生豆の保管期間が長くなると、相対的に低下して行く可能性もあります。

 

ということで、コーヒー生豆は、オールドクロップよりもニュークロップの方が価値が高いと考えられているのだと思います。