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浅煎り

家庭・職場・喫茶店で飲んでいるコーヒーは、コーヒー豆を焙煎して、その焙煎コーヒー豆を粉砕した顆粒(or粉)を使って醸造して(淹れて)います。

基本的に、コーヒー豆の焙煎は、コーヒー豆(生豆)の中に閉じ込められている香りや味を、熱を加えることで引き出す作業だと考えています。

コーヒー豆のままでは香りも味もありませんが、焙煎という加熱処理を経ることで、コーヒー特有の色・香り・味が引き出されます。

 

コーヒー豆の焙煎過程は、大きく4つのカテゴリー(煎り具合/焙煎度)に分類されていますが、統一的な基準は存在していません。

その4つのカテゴリー(煎り具合/焙煎度)は、以下の通りです。

(1)浅煎り/ライトロースト

(2)中煎り/ミディアムロースト

(3)やや深煎り/ミディアムダークロースト

(4)深煎り/ダークロースト

 

浅煎り/ライトローストは、シナモンロースト、ニューイングランドローストなどと呼ばれる段階。そろそろ焙煎中の本格的な化学反応が発生しようとしている段階。1回目のハゼ開始~その最中。カッピング向け焙煎度合とれています。

焙煎コーヒー豆の表面は明るい茶色で、この煎り具合の焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れると、酸味が強くて香り(or風味)とボディー(コク)の少ないコーヒーが出来上がります。

 

コーヒー生豆は、焙煎の進行によって、その色が変化して行きます。そして、色が変化するのと平行して香りと味も変化して行きます。

コーヒー豆の色、香り、味の調和によって、焙煎度特有の香味が出来上がるのだと言われています。 

ですから、焙煎度(煎り具合、焙煎のグレード)は、一般的に、焙煎コーヒー豆の色を基準として分類されています。

 

ちなみに、エカワ珈琲店の焙煎方法では、煎り上がる焙煎コーヒー豆の色が濃くなる傾向にあるので、色だけで無くて焙煎プロセス中に2回発生するハゼ音(1ハゼと2ハゼ)を基準にして、焙煎コーヒー豆の煎り具合を分類しています。

 

主観的要素が大きいのが焙煎度合(煎り具合)ですから、コーヒー会社や自家焙煎店によって、焙煎度合(煎り具合)の名称や説明が異なっていて標準化されているわけではありません。

主観的要素が大きいのが焙煎度合(煎り具合)ですから、コーヒー会社や自家焙煎店によって、焙煎度合(煎り具合)の名称や説明が異なっていて標準化されているわけではありません。

  

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焙煎度(煎り具合)を測定する計測機器として、アグトロン社の分光光度計「アグトロン・スケール」が有名です。