江川珈琲店の珈琲用語集

エカワ珈琲店の独断と偏見で用語選定して、独断と偏見で記述している珈琲用語集

 

アフターミックス焙煎(単品焙煎)

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単品焙煎(アフターミックス焙煎)は、それぞれのコーヒー生豆に適した焙煎方法で、別々に焙煎した後、その焙煎したコーヒー豆をブレンドする方法です。

日本の自家焙煎店では、この方法が主流です。おそらく、海の向こうの国のナノロースター(自家焙煎の喫茶店など)も、単品焙煎(アフターミックス焙煎)を採用しているはずです。

 

ブレンドした焙煎コーヒー豆を作る理由は、幾つかあります。

独自ブランドを強調する、焙煎コーヒーの風味の一貫性を維持する、価格の安いコーヒー豆を使ってコストを下げるため、などなど・・・。

例えば、スターバックスコーヒーで特定銘柄のコーヒーを注文する消費者は少ないと思います。スターバックスコーヒーは、強力なブランドですから特定銘柄のコーヒーに依存する必要が無いわけです。独自ブランドを強調すれば良いわけです・・・。

 

ヨーロッパやアメリカでは、おそらく日本でもそうなのだと思いますが、中型や大型のコーヒー豆焙煎機でコーヒー豆を焙煎する場合、何種類かの銘柄のコーヒー生豆を焙煎前に混ぜ合わせて、それを何日間か保管して、混ぜ合わせたコーヒー生豆を、お互いに馴染ませてから焙煎する方法を採用しているのだと思います。

このブレンド方法を、混合焙煎(プレミックス焙煎)と呼んでいます。大量に焙煎する場合や、深く焙煎する場合に適した方法です。

 

小規模零細の珈琲屋は、生き残るためにも、高品質の焙煎コーヒー豆を取り扱う必要があります。当然、ブレンドコーヒーにも、高品質の焙煎コーヒー豆を使います。

高品質の焙煎コーヒー豆の風味を熟知して、それを基ににして、シングルオリジンの焙煎コーヒー豆では達成できない理想的な焙煎コーヒー豆ブレンドを作る必要があると考えています。

 

混合焙煎と単品焙煎を比較すると、量的な処理に関しては、ブレンドコーヒーを作るのに適しているのは混合焙煎なのだと思います。

例えば、5種類のシングルコーヒー豆をブレンドする場合、混合焙煎は1回の焙煎で

ブレンドを完成させることができますが、単品焙煎の場合、各シングルコーヒーを1回ずつ、合計5回の焙煎作業が必要になります。

混合焙煎は大量生産・大量消費向きのブレンド方法で、単品焙煎によるブレンドは少量生産・少量販売向きのブレンド方法だと考えています。

 

ちなみに、エカワ珈琲店のこれまでの経験から、小型業務用コーヒー豆焙煎機を使って混合焙煎をするならば、2ハゼ以降の焙煎度合までコーヒー豆を焙煎加工すべきだと考えます。

1ハゼ~2ハゼの間の「中煎り」の焙煎度合なら、必ず『煎りムラ』が発生するだろうと考えています。

 

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