カフェストールとカウェオール、どちらも、炭化水素の一種であるジテルペン類(ジテルペンアルコール類)で、水に不溶、脂溶性のコーヒー脂質です。
カフェストールとカウェオールの違いは、カウェオールの化学式が、カフェストールの化学式よりも2重結合が1つ多くなっているだけのようです。
日本のコーヒー研究の第一人者井上誠さんの名著。コーヒーの古典です。
現在(2017年)は絶版になっているのだと思います。
カフェストールとカウェオールですが、コーヒー脂質不ケン化物の大部分を占め、そのほとんどが脂肪酸とエステルを形成しています。
カフェストールのほとんどはパルミチン酸とエステルを形成しているのですが、カウェオールはいろいろな脂肪酸とエステルを形成しています。
アラビカ種のコーヒー生豆には、カフェストールとカウェオールの両方が含まれています。
しかし、ロブスタ種のコーヒー生豆には、カフェストールがアラビカ種の半分くらい含まれているだけで、カウェオールはほとんど含まれていません。
しかし、ロブスタ種のコーヒー生豆には、カフェストールがアラビカ種の半分くらい含まれているだけで、カウェオールはほとんど含まれていません。
アラビカ種のコーヒー生豆には、カフェストールとカウェオールが、コーヒー生豆重量の1~1.3%くらい含まれています。
1980年代の後半、フィルターでろ過されていないコーヒーを飲むと、その人のコルステロール値が上昇することがわかりました。
そして、その原因が、カウェオールとカフェストールにあることが判明しました。
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