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カップテイスター、クラシフィカドール、コーヒー鑑定士

コーヒーを官能検査することでコーヒー生豆を検査する方法をカップテストと呼んでいて、そのカップテストを行うための訓練を受けた人をカップテイスター(コーヒー鑑定士)と呼んでいます。

ブラジルでは、カップテイスター(コーヒー鑑定士)のことをクラシフィカドールと呼んでいるのだと思います。

 

官能検査は、分析型と嗜好型に大別されるのだと思います。

分析型の官能評価では、評価する人の感覚を用いてコーヒーの性質(刺激)を測定します。

嗜好型の官能評価では、人の好みや感情を測定します。

 

カップテストは分析型の官能評価ですから、評価を担当するカップティスター(コーヒー鑑定士)には、品質を見極める能力や専門知識が必要なのだと思います。

カップテストでは、焙煎したコーヒー豆を使ってコーヒーの液体を抽出して、抽出液の香り・酸味・甘味・苦味・異臭などをチェックします。

美味しさを評価するのではなくて、欠点を見つけ出す検査を行うのがカップテストなのだと思っています。

 

そのカップテストを担当するのが、それなりの訓練を受けたカップテイスター(コーヒー鑑定士)です。

ブラジル(ポルトガル語)では、クラシフィカドールと呼ばれています。

 

クラシフィカドールとは、ブラジルのコーヒー審査技術の資格を持っている人で、コーヒーの品質検査と、格付審査や商売上の知識を身につけた人が取得できる資格だとされています。

ブラジルのサントス市には、コーヒー鑑定士養成学校があって、コーヒーの品質管理や格付審査、それに相場の動向や輸出業務など、コーヒーに関する幅広い知識を教えているとのことです。