この記事は、「年老いた珈琲豆焙煎屋の珈琲ブログ」に移転する予定です。」
インスタントコーヒー(Instant coffee)は、ソリュブルコーヒー(Soluble coffee)ともコーヒーパウダー(Coffee powder)とも呼ばれいます。
コーヒー顆粒(コーヒークリスタル)、あるいはコーヒーパウダーに熱湯(or熱いミルク)を加えて混ぜ合わせることで、ホットコーヒーを素早く準備することができます。
- インスタントコーヒー(orソリュブルコーヒー)の歴史
- インスタントコーヒー(orソリュブルコーヒー)の製造方法
- インスタントコーヒー(orソリュブルコーヒー)の利点
- 日本におけるインスタントコーヒーの定義
インスタントコーヒー(orソリュブルコーヒー)の歴史
ソリュブルとは、「可溶性」を意味する英語で、インスタントコーヒーと同じ意味で使われています。お湯や水に溶けやすい粉末や顆粒になっているのが特徴です。
ソリュブルコーヒーは、1881年にフランスで発明されて、1901年、シカゴ在住の加藤さとり博士が考案したソリュブルコーヒーを、シカゴで開催されたパンアメリカン博覧会に出品したと伝えられています。
1910年、初めてインスタントコーヒーの商業販売が始まって、1938年には、ネスレが本格的なインスタントコーヒーを発売しました。
インスタントコーヒー(orソリュブルコーヒー)の製造方法
ソリュブルコーヒー(orインスタントコーヒー)は、フリーズドライ/凍結乾燥(freeze drying)、あるいはスプレードライ/噴霧乾燥(spray drying)という製法で粉末化(or顆粒化)され製品となります。
凍結乾燥も噴霧乾燥も、どちらも淹れたコーヒーを原料にして製造します。そして、粉末化(or顆粒化)されたインスタントコーヒー(orソリュブルコーヒー)は、お湯に溶かして再び1杯のコーヒーに戻ります。
粉末化(顆粒化)したソリュブルコーヒー(orインスタントコーヒー)だけでなくて、濃縮した液体状態のソリュブルコーヒー(orインスタントコーヒー)も売られています。
インスタントコーヒー(orソリュブルコーヒー)の利点
ソリュブルコーヒー(orインスタントコーヒー)には、簡単に素早くコーヒーを淹れることができて、焙煎したコーヒー豆やコーヒー粉の状態で保管するよりも体積・重量が少なくて、製品寿命も長いという利点があります。それに加えて、コーヒー粕が出ないので環境負荷が少ないとも言われています。
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日本におけるインスタントコーヒーの定義
全日本本コーヒー公正取引協議会が定める公正競争規約では、インスタントコーヒーについて以下のように規定しています。
この規約において「コーヒー」とは、レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーであって、容器又は包装に密封されたものをいう・・・
この規約において「インスタントコーヒー」とは、コーヒーいり豆から得られる抽出液を乾燥した水溶性の粉状、顆粒状その他の固形状のコーヒーをいう。