コーヒー豆の中央部分を縦に走っているくぼみを、センターットと呼んでいます。
このセンターカットですが、水洗式のコーヒー生豆を焙煎すれば黄白色に、乾燥式のコーヒー生豆を焙煎すれば茶褐色になります。
コーヒーノキになる果実は、1cm~1.5cmくらいの楕円形で、コーヒーノキの枝に多数着生しています。
青緑色から徐々に黄色みを帯びて行き、最終的に鮮やかな赤色になるので、コーヒーチェリーとも呼ばれています。
コーヒーの花のめしべには、普通、2つの胚珠があって、受精によって2個がペアーになっている種子(フラットビーン)ができます。
時々、丸い小粒な1つだけの種子(ビーベリー)になる場合もあります。
そのコーヒー果実の種子の胚乳部のキ裂が、センターカットと呼ばれている部分です。
下の写真は、コーヒー豆の構造と、生豆と焙煎豆のセンターカットの写真です。
ウィキペディアの写真を拝借しています。
①センターカット
②胚乳
③シルバースキン
④パーチメント(内果皮)
⑤ペクチン層(ミューシレージ)
⑥果実
⑦外皮