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コーヒーの美味しさと味

コーヒーの味は、コーヒー生豆の品質、コーヒー豆焙煎テクニック、焙煎コーヒー豆の挽き方・挽き具合、コーヒーを淹れるテクニック、その4つが揃っていて初めて美味しい1杯のコーヒーが出来上がります。

どれだけ高品質のスペシャリティーコーヒーを原料に使っていても、そのコーヒー豆の性格に合った焙煎プロファイル(コーヒー豆焙煎プロセスの設計書)で焙煎していなければ、豊かな香り・味わいを引き出すことができません。 

そして、そのコーヒーの淹れ方に合わせてた挽き具合の焙煎コーヒー粒(粉)を適正量使って、正しい淹れ方でコーヒーを抽出しなければバランスの良い風味の香り立つコーヒーが出来上がりません。

 

美味しいコーヒーを淹れるための4つの要件は、

(1)できれば、スペシャリティーコーヒー豆を原料に使っている。

コーヒー豆自家焙煎店は、その昔、国別コーヒー豆銘柄でコーヒー生豆を購入していたので、コーヒー生豆のハンドビックという欠点豆を取り除く作業が必須でした。

今(2022年)は、スペシャリティーコーヒー豆という高品質でハンドピックなどを必要としないコーヒー生豆が存在していて、大半のコーヒー豆自家焙煎店は、スペシャリティーコーヒー豆を原料に使ってコーヒー豆を焙煎しています。

 

(2)丁寧なコーヒー豆の焙煎で風味を作り出している

コーヒーの味作りは、7割~8割はコーヒー生豆の持っている品質で決まるが、残りの2割~3割はコーヒー豆の焙煎で決まると言われています。

10数年前まで(2000年代の中頃まで)は、コーヒー豆の煎り具合を色で識別する「焙煎度」が重要だとされていました。

2022年の今は、「焙煎度」だけで無くて、コーヒー豆焙煎プロセスの形を作る「焙煎プロファイリング」の重要性にも注目が集まっています。

 

(3)焙煎コーヒー豆の挽き方がコーヒーの味に影響する

基本的に、コーヒーを淹れる直前に焙煎コーヒー豆を挽くのが良いとされています。

コーヒーの淹れ方(抽出方法)によって、それぞれに適した焙煎コーヒー豆の挽き方があるのが知られています。

焙煎コーヒー粒(粉)が細かければ細かいほど、焙煎コーヒー粒(粉)の中のコーヒー成分が溶け出しやすくなります。

一般的に、焙煎コーヒー粒(粉)とお湯(水)との接触時間が短ければ細かく挽いて、長ければ粗目に挽くのが良いとされています。

 

(4)適正な抽出方法でコーヒーを淹れる

コーヒーの淹れ方(抽出方法)には、色々な淹れ方(方法)があります。

このブログの管理人(年老いた珈琲豆焙煎屋)の場合、コーヒーの淹れ方(抽出方法)の主流は、ドリップ式だと考えています。

ドリップ式の淹れ方には、ハンドドリップ、コーヒーメーカー、エスプレッソコーヒーなどの淹れ方があります。

ドリップ式で淹れる場合、焙煎コーヒー粒(粉)の使用量や注ぐお湯の温度、お湯を注ぐスピードがポイントになると思っています。