turn around time、delta point。焙煎開始時、下降していたコーヒー豆温度が、上昇を始める地点。
コーヒー豆自家焙煎店で使用するタイプの小型生産用コーヒー豆焙煎機で表示されるコーヒー豆温度(焙煎温度)は、コーヒー豆が熱を吸収した量を表示していると考えるのが基本だと考えています。
小型生産用コーヒー豆焙煎機を使ってのコーヒー豆焙煎では、コーヒー生豆を投入する前に焙煎釜を事前に温めておきます。(これを、予熱とも呼んでいます)
コーヒー生豆が投入されていない予熱の段階では、コーヒー豆の熱吸収が無いわけですから、「排気温度=焙煎温度」がコーヒー豆温度として表示されているのだと思います。
ですから、コーヒー生豆を焙煎釜に投入すると、表示される焙煎温度(コーヒー豆温度)は下がります。
その表示される焙煎温度(コーヒー豆温度)が下がりきったポイントを、デルタポイントと表現しているのだと思います。その昔は、中点とも表現されていました。
小型生産用コーヒー豆焙煎機を使う焙煎操作では、そのデルタポイントから温度が徐々に上昇して行くスピードを監視しながら、火力やダンパーを調整制御しています。(エカワ珈琲店の場合)