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ドゥ・クリュー | マルチニーク島

ドゥ・クリュー

18世紀、フランス領でカリブ海に浮かぶマルチニーク島に駐在していた海軍士官。
ガブリエル・マチュー・ドゥ・クリュー(1686~1774年)。

 

1706年、ジャワからオランダに送られたアラビカ種のコーヒーノキが、たった1本だけ生育して、それから育成した苗が1714年、フランスのルイ14世に贈られ、パリの植物園で育てられました。

 

そのパリの植物園で育成した苗木を、自分の飲み水を苗木に分け与えるなど、苦労の末、カリブ海のマルチーク島まで運んだのが「ガブリエル・マチュー・ドゥ・クリュー」でした。

 

1723年のことです。この苗木が、ティピカ種の祖先だといわれています。

ドゥ・クリューによってマルティニク島にもたらされたコーヒーは、たちまちのうちに驚くべき生産量を記録するようになったと伝えられています。

 

マルチニーク島

カリブ海の西インド諸島に属する島。

1720年(or1723年)、フランスの海軍将校、カブリエル・ド・クリューが、苦難の末、コーヒーの苗木をマルチニーク島に持ち込んだ話で有名です。

 

マルティニーク島はカリブ海の小アンティル諸島に位置するフランスの海外県のひとつで、フランスとカリブの影響が溶け合った独特の文化を持っているとされています。

マルティニーク島の県宮都フォール ド フランスの有名な庭園「ラサバン」には、島の住民でナポレオン・ボナパルトの最初の妻であったジョゼフィーヌ・ド・ボアルネの像があるそうです。