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シェードツリーコーヒー、シェイドグロウンコーヒー、日陰で栽培されたコーヒー

森林で覆われた土地で、多様な生態系の保全や渡り鳥の保護に配慮して生産されている『サステイナブルコーヒー』

ekawacoffee.hateblo.jp

シェードグロウンコーヒーは、木々で覆われた自然環境の下、自然な方法で栽培されたコーヒーで、環境にも優しいコーヒーだと思います。

 

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出典、兼松㈱coffee netork

シェードツリーコーヒー(シェイドグロウンコーヒー)とは

日陰で栽培されるコーヒーノキから収穫されたコーヒー 豆を、シェードツリーコーヒー(シェイドグロウンコーヒー)と呼んでいるのだと思います。

日陰で育つということは、自然の中で育つことを意味しています。ですから、環境保護団体やフェアトレードの団体は、シェイド・グロウンコーヒー(shade grown coffee 日陰で栽培されたコーヒー)の導入を積極的に進めているのだと思います。

シェイドグロウンコーヒーは、コーヒーベルトと呼ばれている地域の熱帯雨林地帯の自然の森林の中で、周囲の環境と調和しながら栽培されています。

手間と時間をかけてゆっくりと栽培しているわけですから、品質の良いコーヒー豆が収穫できるとされています。

 

日陰で育ったコーヒーノキの利点

手入れの行き届いた畑で、太陽の日射しを受けながら穀物のように育てられるコーヒーノキと比べると、背の高い樹木から落ちて来る枯れ葉などを肥料にして育つので化学肥料はほとんど必要ありません。肥料や除草剤を散布しなくても、自然の状態で成長に必要な栄養素を確保できます。

また、日陰で育ったコーヒーノキは、人工的な条件の下で育てられたコーヒーノキと比べると、コーヒー豆を収穫できる期間が長くなります。

 

シェイドグロウンコーヒー(シェードツリーコーヒー)の認証機関

シェードツリーコーヒー(シェイドグロウンコーヒー)の認証団体として、バードフレンドリーやレインフォレストアライアンス(熱帯雨林同盟/RA)が知られていますが、日陰で栽培されるコーヒーを認証する特定の団体は存在していないようです。

上記の認証団体の中で、アメリカの首都ワシントンを拠点とするBird Friendly (バードフレンドリー/スミソニアン渡り鳥センター)認証が、自然環境保護については、最も厳格な認証団体だとされています。

この認証では、有機栽培が原則で、コーヒーノキの栽培面積は森林全体の40%までとされていて、野生生物の生息地を保護しているそうです。