筆者(年老いた珈琲豆焙煎屋)は、エカワ珈琲店という屋号のコーヒー豆自家焙煎店のオーナーです。
1989年の夏、喫茶店から自家焙煎コーヒー豆小売専門店に商売替えして、1992年の春から、筆者がオーナーをしています。
その頃も、2024年の現在も、家族だけで商売している零細生業のコーヒー豆自家焙煎店です。
今も昔も、零細生業パパママ店規模の生業商売から脱皮できていません。
1992年は、筆者と母親の二人だけで、2024年の今は、筆者と連れ合い(筆者の妻)の二人だけで生業商売をしています。
コーヒー豆自家焙煎店商売には、二つのタイプがあると思っています。
一つは、喫茶店がコーヒー豆を自家焙煎しているコーヒー豆自家焙煎店です。
もう一つは、自家焙煎したコーヒー豆を小売販売しているコーヒー豆自家焙煎店です。
筆者がオーナーをしているコーヒー豆自家焙煎店は、後者のタイプのコーヒー豆自家焙煎店です。
そのコーヒー豆自家焙煎店の、自家焙煎コーヒー豆月間販売量です。
最盛期には、一時的に月間400kgの自家焙煎コーヒー豆を売り捌いていた事もあります。
それは、1990年代中頃から後半にかけての頃の話で、2000年代に入ると、自家焙煎コーヒー豆月間販売量は目に見えて減り始めます。
21世紀最初の10年間で、自家焙煎コーヒー豆月間販売量は、300kgくらいから150kgくらいにまで減少してしまいました。
特に、2000年代中頃の3年から4年の間は、100kgから150kgの間を行ったり来たりしていました。
2010年代の前半から中頃までは少し持ち直して月間200㎏~250㎏くらい、2016年~2018年の間は、ほとんどの期間、開店休業状態になってしまって、自家焙煎コーヒー豆の月間販売量が30㎏くらいにまで落ち込んだ時期もありました。
筆者もそうなのですが、その連れ合いも、自家焙煎コーヒー豆を月間400㎏売り捌いて居た頃のことを忘れられません。
筆者夫婦が営んでいるエカワ珈琲店は、30数年間にわたって、コーヒー豆の焙煎から販売、そして抽出までの知識・技術・経験・洞察力を蓄積して来ています。
筆者は、今年(2024年)の秋に73歳の誕生日を迎える古希3の高齢者で、公的年金からの収入もあります。
生活のためだけなら、自家焙煎コーヒー豆を月間数十㎏売り捌けば、それで十分に食べて行けます。
筆者夫婦は、公的年金の収入だけでは食べて行けないので、生業規模のコーヒー豆自家焙煎店商いをしています。
しかし、それだけが理由で、コーヒー豆自家焙煎店商いをしているわけではありません。
自分たちの生きがい、日々の満足感を得るためにコーヒー豆自家焙煎店商いを続けているという面も多々あります。
「食べて行ければ・・・」だけが目的ならば、「30数年間に渡って蓄積して来たコーヒーや珈琲商売に関する知識・技術・経験・洞察力の蓄積は何だったのか」と、精神的な消化不良を起こしてしまいます。
ということで、筆者(年老いた珈琲豆焙煎屋)の2010年代中頃以降の有様と、これからの珈琲商売についての展望に関する独り言を聞いてください。
(※)このエントリー記事の内容は、キンドルでセルフ出版している「コーヒー豆自家焙煎店マスターの独り言」にも、ほぼ同じ内容で収録しています。
細かい部分では異なった記述になっていますが、書いている事柄は、ほぼ同じです。
【目次】
- 【1】2016年、妻の体調不良で
- 【2】マスターも体調不良で
- 【3】愛猫モモの体調不良
- 【4】焙煎コーヒー豆の月間販売量、100kg回復
- 【5】もっと焙煎コーヒー豆販売量を増やせると思う
- 【参考】月間100kg~150㎏の焙煎コーヒー豆を売る自家焙煎店のコーヒー生豆在庫