コーヒー生豆に含まれている水分の含有量は10~13%ですが、焙煎による加熱で大半が消滅して、中煎りで2%くらいまで減少してしまいます。水分が減少するわけですから、コーヒー豆の重量も減少します。
また、焙煎による加熱で水蒸気が発生するので、その圧力で焙煎中のコーヒー豆は膨張します。 そして、固かったコーヒーの生豆は、焙煎工程を経て、指でつぶせるほどにもろくなります。
このような、コーヒー豆の物理的な状態変化をパフィンクと呼んでいます。
その昔(30年くらい前)、当時、学習参考書の学研で知られていた出版社から、マイコン制御でボタン操作だけで、最高で500gのコーヒー豆を自動焙煎できる小型電動式電気焙煎機を購入して、自家焙煎コーヒー豆小売商売を開始しました。
その後、富士珈機製の5kgのコーヒー豆を焙煎することが可能な小型生産用コーヒー豆を購入して、本格的に自家焙煎コーヒー豆小売商売に参入しました。
その時のコーヒー豆焙煎学習書は、カフェ・バッハの田口譲さんとコーヒー評論家の柄沢さんが著した珈琲豆焙煎の参考書でした。
この珈琲事典ですが、カフェ・バッハの田口譲さん監修で学研が発行している珈琲本ですから、衝動買いしてしまいました。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、一応、コーヒーのプロですから、この本に記載されている事項については、大体会得ています。しかし、会得していない新しい事柄も掲載されています。
ということで、せっかく購入したのですから、珈琲の復習と新しい知識の習得を兼ねて読んでみました。「珈琲入門書として最適な珈琲本」、それが感想です。
この記事は、note で有料公開している記事「コーヒー豆焙煎プロセスの基礎知識」に収録している膨化(パフィング)の案内記事です。
note で有料公開している記事「コーヒー豆焙煎プロセスの基礎知識」は、100円で読んで頂けます。もしよろしければ、年老いた珈琲豆焙煎屋に100円を寄付して頂ければ幸いです。
note で有料公開している記事「コーヒー豆焙煎プロセスの基礎知識」には、膨化(パフィング)を含めて4本の独立した記事を収録しています。
なお、この記事は、1000円で何本かの記事を読んで頂けるnoteマガジン「年老いた珈琲豆焙煎屋のコーヒー豆焙煎覚書/第1集 」にも収録しています。
note 版、「コーヒー豆焙煎プロセスの基礎知識」に収録している記事は、以下の4本の記事です。
(1)コーヒー豆焙煎プロセスの基礎知識
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(2)L値と焙煎度(煎り具合)の関係
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(3)コーヒー豆の熱伝達
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(4)膨化(パフィング)/explosion puffing
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