純粋な脂肪には、味がありません。
脂肪には味がないのですが、食品の美味しさを増やすという役割を担っているのが脂肪という物質です
しかし、何故、脂肪が食品の美味しさを増す働きをするのかは、未だに解明されていません。
- 作者: 青山敏明,有島俊治,河原?靖,神村義則,小山文裕,高柳正明,田口信夫,友野善次,水本康祟,横溝和久
- 出版社/メーカー: 日本食糧新聞社
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: 文庫
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脂肪の受容は脂肪酸の形で行われていて、脂肪酸の受容は舌咽神経を介して伝達されるという考え方があります。
脂肪が食品の美味しさを増やす働きをするのは、おそらく、そういう理由からだろうと推測されています。
焙煎したコーヒー豆には、時間が経つと油が浮いてきます。
これは、トリグリセリドという成分を主とする、コーヒーの油脂です。
純粋な油脂は無味無臭ですが、焙煎したコーヒー豆の油脂には、焙煎中に発生したコーヒーの香りがしみ込んでいます。
油脂には、脂(FAT)と油(OIL)があります。
常温で固体の油脂を脂、液体の油脂を油と呼んでいます。
日本で常温というと、摂氏15~25度Cとされています。
コーヒーの油脂は、常温で液体ですから、油(オイル)ということになります。