香料で香り付けした焙煎コーヒー豆を、フレーバーコーヒー豆と呼んでいます。
フレーバーコーヒー豆は、チョコレート、バニラ、シナモン、アーモンドなどの香り(フレーバー)を焙煎したコーヒー豆に添加して製造しています。
フレーバーコーヒー豆の製造方法ですが、焙煎したコーヒー豆に液体または粉末の香料を吸着させる方法、焙煎コーヒー豆を粉砕して粉末香料を混合する方法と、いろいろな作り方があるみたいです。
欠点のある焙煎コーヒー豆にフレーバーを付与しても、欠点を持つフレーバーコーヒー豆が出来上がるだけだと思います。
フレーバーコーヒー豆の製造には、品質の良い焙煎コーヒー豆を使うことが必要なのだと考えています。
エカワ珈琲店がフレーバーコーヒー豆を製造するのなら、製造コストは高くなるとしても、合成された香料ではなくて自然の香料、できれば、有機認定された植物の香料を使うつもりです。
フレーバーコーヒー豆製造に使う焙煎コーヒー豆は、中煎りのコーヒー豆、やや深く焙煎したコーヒー豆と、エカワ珈琲店で通常販売している焙煎度合いのコーヒー豆を使うつもりです。
コーヒー豆はニオイを吸着する力が強いのと、香料も、そのニオイを拡散させる力が強いので、焙煎コーヒー豆を保管している場所でフレーバーコーヒー豆を製造すると、保管中の焙煎コーヒー豆に香料のニオイが移る可能性があります。
ですから、焙煎コーヒー豆の保管場所から離れたところで製造する必要があるのだと思います。
フレーバーコーヒー豆の製造工程で一番重要な工程は、香料(フレーバー)を焙煎コーヒー豆の細孔に吸着させる工程(香料の混合工程)なのだと思います。
完全に冷却された焙煎コーヒー豆でなければ、フレーバーの吸着が不完全になるので、焙煎直後の熱いコーヒー豆は、フレーバーの吸着には向いていません。
参考までに、香料の混合割合ですが、アメリカのコーヒー業界では、香料の混合量は焙煎コーヒー豆重量の3%とされています。
100gの焙煎コーヒー豆なら、3グラムの香料を混合するのが基準となっているようです。