タイトルは「カリタ式コーヒーの淹れ方」ですが、カリタ式でなくても、以下に紹介する淹れ方が、ペーパードリップの基本だと思います。
ハンドドリップには、大きく分けてペーパーフィルターを使って淹れる方法と、布フィルターを使って淹れる方法が知られています。
ペーパードリップの基本原理を理解していれば、カリタやメリタ、コーノやハリオなどの名前の知られているメーカーが製造販売している器具を使ってコーヒーを淹れるなら、ほとんど失敗することなく美味しいコーヒーが淹れられるはずです。
ただし、新鮮な煎りたて焙煎コーヒー豆(焙煎後1か月以内)を使ってコーヒーを淹れるという前提条件が存在しています。
ペーパーフィルターについて(コーヒーのろ紙)について
コーヒー濾紙(ロシ)は、横部分と底部のチェック止め部分を必ず折り曲げて使います。折り曲げないと、コーヒーを淹れている最中ににはがれることがあります。
また、抽出後に濾紙(ロシ)をつまみあげると、濾紙(ロシ)の底が破れることもあるので注意が必要です。
カリタ式、美味しいコーヒーの淹れ方
ペーパーフィルターを使うカリタ式でコーヒーを淹れれば、誰でも簡単に本格的なコーヒーを淹れることができます。
カリタの器具は、原則として中挽きのコーヒー粉10gを1杯分(120ml)の目安にしていますが、コーヒー豆自家焙煎店で購入する新鮮な自家焙煎コーヒー豆の場合は、粗挽きが適していると思います。
美味しいコーヒーを淹れるための道具
★コーヒーミル
焙煎したコーヒー豆を挽く器具です。焙煎コーヒー豆の生命線は鮮度ですから、淹れる前に挽くのがベストです。
★ろ紙(フィルターペーパー)
コーヒーをろ過する時に使用する紙製のフィルターです。コーヒーを簡単に美味しく淹れるのに適していて、万人向けです。
★ドリッパー
フィルターペーパーをセットしてコーヒーを淹れる器具です。内側の長い溝は、ペーパーフィルターとの貼りつきを防ぎ、スムーズにコーヒーをサーバーに落としてくれます。
★ドリップポット
コーヒーを注ぐときは、注ぎ口が細口のほうが満面なく均一に注ぐことができます。沸騰したお湯をドリップポットに移し変えることで、コーヒーを淹れる適温になります。
★コーヒーサーバー
ドリッパーをセットして、落ちて来るろ過されたコーヒー清澄液を貯える耐熱性の容器です。