コーヒー豆はウガンダの主力輸出商品で、ウガンダ西部に位置するルウェンゾリ山麓では、主にナチュラルのアラビカ種のコーヒー豆が、ウガンダ東部のエルゴン山麓の高地では、主にウォッシュドのアラビカ種のコーヒー豆が生産されています。
海に面さない内陸国でありながら、アフリカ最大の湖であるビクトリア湖を抱く赤道直下のウガンダは、熱帯雨林にも恵まれ、南国リゾートの趣を持っていると言われています。
ウガンダはロブスタの原産地とも言われていて、古くからロブスタ種のコーヒーノキが栽培されていました。もともと、ロブスタ種の生産がその大半を占めていましたが、生産エリアの標高はアフリカの中でも特に高い場所にあり、昨今はアラビカ種の生産が多くなっているそうです。
アラビカ種のコーヒーノキは1904年に導入されたと言われていて、その良品はケニアのコーヒーと比べても、ほとんど見劣りしないと言われています。
アラビカ種のウガンダコーヒーは、そのフルーティーさと独特のボディーを持っていて、他のアフリカ諸国のアラビカコーヒーとは一味違う、稀有な個性を持っているとする評価もあります。