コーヒーの香味は、コーヒー生豆の品質次第だと、よく言われます。
エカワ珈琲店も、そのとおりだと感じています。
どのように上手く焙煎できたとしても、コーヒー生豆の品質以上の香味は作れません。
品質の良いコーヒー生豆は、少々、大雑把に焙煎しても、それなりの香味に煎りあがります。
もし、上手に焙煎することができれば、本当に美味しいコーヒーが出来あがります。
しかし、品質のあまり良くないコーヒー生豆は、よほど上手に焙煎してやらないと、それなりの香味にはなりません。
まして、大雑把に焙煎すれば、不味いコーヒーが出きるだけです。
小規模なコーヒー豆の焙煎屋は、できるだけ良質のコーヒー生豆を手に入れることが必要だと考えています。
しかし、焙煎技術の向上に努めることも重要だと思います。
焙煎技術が大雑把だと、せっかく良質のコーヒー生豆を手に入れても、ムダになってしまいます。
良質のコーヒー生豆を使用してコーヒー豆を焙煎すれば、未熟な焙煎技術しかなくても、それなりの香味のコーヒーに仕上がります。
エカワ珈琲店も、10数年か前(2002年頃)、ある理由があって、しかたなくコーヒー生豆の購入先を変更してから、思いがけず良質のコーヒー生豆が手に入るようになりました。
災い転じて福となすとは、このことです。ですから、自分の焙煎技術を錯覚してしまう可能性があります。「自戒しなければ」、そう考えています。