珈琲手帳

珈琲豆自家焙煎歴30年の珈琲おたくが綴る珈琲ウンチク帳

バギー(Baggy)

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長期間、ジュート(麻)袋で保管していたコーヒー特有の味。 コーヒー豆がコーヒー保管袋の藁(ワラ)のようなフレーバー(風味)を吸収するのが原因で発生すると言われています。また、カビぽい品質の軽い焙煎コーヒーを表現する用語としても使われています。 

 

湿気の多い不適切な状態でコーヒー生豆を倉庫に保管しておくと、コーヒーを入れている麻製の布袋(ジュート袋)のニオイが保管中のコーヒー生豆に移ることがあります。

この麻袋のニオイを吸収したコーヒー生豆の状態をバギー(Baggy)と呼んでいます。

バギー(Baggy)状態のコーヒー生豆を焙煎して、その焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れると、かび臭い不快なニオイとワラのような風味を持つコーヒーが出来上がります。

 

ジュート袋(麻袋)は、コーヒー生豆を生産国から使用国(コーヒーをローストする場所)に輸送するのに欠かすことの出来ない存在です。

麻袋は、主にアジア(インドやインドネシア)やアフリカで作られています。

   

その昔、麻袋(ジュート袋)の生産者は、ジュート(麻)を柔らかくするのに炭化水素系の潤滑油を使っていて、この潤滑油のニオイをコーヒー生豆が保管中に吸収することが原因で発生する不快な風味をバギー(Baggy)と呼んでいたという話を、1990年代の中頃(20年くらい前)に聞いた記憶があります。

 

コーヒー生豆には多量(約15%前後)の脂質が含まれていて、ニオイのような揮発性有機化合物の大半は親油性ですから、このコーヒー生豆に含まれている脂質に吸収される傾向があると言われています。

ジュート袋(麻袋)に存在してる不快なニオイ物質が、保管中にコーヒー生豆の脂質に吸収されてバギー(Baggy)と呼ばれる不快な風味が発生させている可能性が高いと考えています。

 

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