ドラムの中でコーヒー豆をかき回しながら、コーヒー豆を焙煎する方式のコーヒー豆焙煎機。
ドラム内を熱い空気が流れることによって、コーヒー豆を焙煎するロースター。
製鉄の工程で銑鉄を溶融状態にするように、コーヒー豆をドラム内でかき回しながら焙煎して行きます。
エアーロースターと比べると、ドラムロースターの焙煎速度はゆっくりとしたものです。
しかし、時間、温度、ロースティングプロファイルを駆使して、素晴らしい香りと風味を持つ焙煎コーヒー豆を創り出すことも可能です。
ドラムロースターの熱伝達の85%が、対流による熱伝達だと言われています。
そのため、小型のドラムロースターを駆使して上手く焙煎できれば、バランスの取れた風味や香味を持つ焙煎コーヒー豆を創り出すこともできると考えられています。
ドラムロースターには、ドラムに孔の空いているタイプと、孔の空いていない固体ドラムのタイプの2種類があります。
孔の空いているドラムロースターの方が、孔の空いていない固体ドラムのロースターよりも、対流による熱伝達の効率が優れているとも考えられています。