人為的に、アラビカ種とロブスタ種を無理やり掛け合わせて作ったコーヒーの人工種。
香味が劣る、みのりが悪いなどの理由から、ほとんど普及はしていません。
アラブスタ(coffea+arabusta)は、ロブスタ種のコーヒーノキ(Coffea will canephora)とアラビカ種のコーヒーノキ(Coffea arabica)を掛け合わせたハイブリッドです。
ロブスタ種は2倍体(diploide)、アラビカ種は4倍体(tetraploid)です。
普通なら、ロブスタ種とアラビカ種のハイブリッドは不可能なのですが、ロブスタ種をコルヒチンというアルカロイドでトリートメントすることで、ロブスタ種を4倍体にしてアラビカ種とかけあわせているのだそうです。
アラブスタはハイブリッドですから、非常に生命力が強くなっています。
しかし、ロブスタ種のような生産能力も、アラビカ種のような素晴らしい香味にも恵まれていません。
そのような理由から、ほとんど栽培されていないようです。