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自家焙煎コーヒー豆の焙煎日を気にしなければならない理由

【目次】

 

【PR】年老いた珈琲豆焙煎屋は、電子書籍をキンドルでセルフ出版しています。その電子書籍の1冊が、「序説コーヒー豆の自家焙煎」です。主に、コーヒー生豆から焙煎コーヒー豆への品質変換について記述しています。

 

プロローグ

自家焙煎コーヒー豆を使ってハンドドリップでコーヒーを淹れる時、まずコーヒードリッパーの上にペーパーフィルター(紙フィルター)をセットします。

コーヒードリッパーの上に置いたペーパーフィルターの中に、コーヒーを淹れるのに必要な量だけ挽きたての自家焙煎コーヒー粉をセットします。

ちなみに、年老いた珈琲豆焙煎屋は、ペーパーフィルター内に必要な量の自家焙煎コーヒー粉を入れてから、ドリッパーを持ち上げて手で左右にドリッパーを振って、セットしている自家焙煎コーヒー粉の表面を平らにしています。

最初、セットしている自家焙煎コーヒー粉に、ゆっくりと満遍なくお湯を注ぎます。

自家焙煎コーヒー粉を十分に湿らせるだけのお湯を注ぐと、そこでお湯を注ぐのを一旦止めます。

この操作を、「蒸らし」と呼んでいます。)

そうすると、注いだお湯と、そのお湯で湿らされた自家焙煎コーヒー粉が、モコモコと膨らんできます。

この現象を、「蒸らし」あるいは「コーヒーブルーム」と呼んでいて、焙煎してからそれほど日にちの経過していない鮮度の良い自家焙煎コーヒー豆を使うと発生する現象です。

 

コーヒーブルーム

何故、コーヒーブルーム現象が発生するのかという事です。

自家焙煎コーヒー粉とお湯が接触する時に、自家焙煎コーヒー粉の内部に含まれていたコーヒーのガスが放出されるからだと考えられています。

コーヒー豆を焙煎すると、コーヒー豆内部で二酸化炭素ガスや数百種類以上と言われている揮発性香りガスが生成します。

ハンドドリップでコーヒーを淹れる時、自家焙煎コーヒー粉がモコモコと膨らんで来る現象(コーヒーブルーム)を引き起こしているのは、コーヒー豆焙煎中に生成するコーヒーのガス、特に二酸化炭素ガスだと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

コーヒー豆焙煎中に、二酸化炭素ガスがコーヒー豆内部で生成します。

焙煎中に生成した二酸化炭素ガスは、焙煎プロセスの過程で、水蒸気や香りガスなどと一緒に焙煎コーヒー豆から放出されますが、焙煎コーヒー豆内部にも相当量が残っていて、焙煎が終了しても、保存中の焙煎コーヒー豆の内部から外部への二酸化炭素ガス放出は続きます。このプロセスは、ガス抜きとも呼ばれています。

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