エカワ珈琲店の前身は、年老いた珈琲豆焙煎屋の母親が1955年(昭和30年)秋に創業した街中の小さな喫茶店です。
その喫茶店の屋号は、「純喫茶コロナ」です。
「純喫茶コロナ」開店から10年くらいは、ものすごく繁盛して「我が世の春」を謳歌していたのですが、昭和40年代は、毎年・毎年、徐々に徐々に「我が世の春を謳歌」できなくなって行きました。
昭和50年代になると、「じり貧状態」に陥ってしまって、喫茶店の店舗数が10数万店を数える頃(昭和58年頃)には、何時も何時も閑古鳥が鳴いている喫茶店になっていました。
年号が昭和から平成に変わった年(1989年)の夏、自家焙煎コーヒー豆の小売専門店に衣替えしました。
エカワ珈琲店の現店主(ペンネーム⇒年老いた珈琲豆焙煎屋)は、平成4年(1992年)の春、夢を求めて脱サラ(脱公務員)して、その後、20数年間で、大きな夢が小さな夢になって行って、その小さな夢も見えなくなってしまって、食べて行くだけが精いっぱいでその日暮らしの零細生業パパママ店として生き残って来ました。
大きな夢も小さな夢も適えられなかったわけですが、自営業者苦難の時代に30数年間もその日暮らしの零細生業商売を続けているのですから、もしかしたら、自慢できることなのかもしれません。
エカワ珈琲店は田舎の町の小さな家族が営む地産ビジネスで、夫婦2人だけで営む零細生業パパ・ママ店です。
しかし、販売している自家焙煎コーヒー豆の品質には、それなりの(と言うよりも、相当な)自負を持って商売を続けて来ました。
今まで、零細生業パパママ営業のコーヒー豆自家焙煎店のままで生き残って来ています。
店主の年齢が年齢ですから、金銭がらみの失敗は許されません。
若くないわけですから、失敗すれば、まず挽回は不可能だと思っています。
ですから、商売規模を拡張する気持ちは、とうの昔に無くしています。
また、これまでの商売経験から、その能力も備わっていないと思っています。
そんなこんなで、2023年末までは、零細生業パパママ規模ですが、一応「商売」を続けて来たつもりです。
2024年、その「零細生業商売」にピリオドを売って、小遣い稼ぎ・アルバイト感覚でコーヒー豆自家焙煎店の仕事をこれからも続けて行こうと決心しました。
「商売」では無くて、リタイア後の「アルバイト、小遣い稼ぎ」の仕事として、身体が動く限り、健康・体力の許す限り、気楽な気持ちでコーヒー豆自家焙煎店の仕事を続けて行きたいと思っています。
自家焙煎コーヒー豆を買ってくれるお客さんも、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦も、何となくわくわく出来て面白くて楽しい仕事を続けて行けたらと考えています。
お金儲けのことは少しだけ考えることにして、老化防止と健康の保持を主な目的としてコーヒー豆自家焙煎店の仕事を続けて行けたら最高に幸せだと思っています。