抽出(醸造)
ハンドドリップ式の抽出では、コーヒー成分が熱的変性する可能性が高いのは、焙煎コーヒー粉とお湯が接触する部分だけですから、数多あるコーヒーの淹れ方の中では、コーヒー成分が熱的変性する可能性が少ないほうの淹れ方だと考えています。
コーヒーの抽出原理で言うと、『煮出し法』による抽出方法。1930年頃までは、コーヒーを淹れる主要な方法だったと考えられます。 『煮出し法』ですが、コーヒーの抽出原理が「浸漬法」と「透過法」の2種類だとする考え方の場合、「浸漬法」に区分される…
メリオールと呼ばれている抽出器具で、紅茶の抽出器具として知られていますが、もともとはフランスでコーヒーの抽出器具として開発された器具です。 最近は、カフェ・プレスという名前で、コーヒーの抽出に使われています。 フランス生まれのコーヒー抽出器…
エカワ珈琲店は自家焙煎コーヒー豆小売専門店で、使っている焙煎機は、20数年前に購入した生産用小型コーヒー豆焙煎機(容量は生豆5kg)です。 生産用小型コーヒー豆焙煎機でコーヒー豆を焙煎する際の基本原則は、お米の炊き方の秘訣と同じで、「初めチョ…
インスタントコーヒーの製造方法のひとつ、スプレードライのこと。 濃く抽出したコーヒーの液体を、微小な液滴にして加熱空気と接触させることで、乾燥粉末化させる方法。
一応の目安として、グラニュー糖よりも少し小粒の粉がたくさんあれば細挽き、大き目の粉がたくさんあれば中挽き、味の素の本だしくらいの大きさの粉がたくさんあればあら挽きと説明することも可能です。
1806年、イギリス人のラムフォードが原型を作り、1819年、フランス人のローランが完成させた熱湯循環式抽出器をパーコレーターと呼んでいます。 熱湯が管を通って上昇して、コーヒーの粉の上に降り注いで、コーヒーを抽出します。
冷水を使って時間を費やしてゆっくりとコーヒー成分を抽出したコーヒーで、日本で「水出しコーヒー」と呼んでいるコーヒーを、アメリカでは、Cold brew coffee (コールドブリューコーヒー)と呼んでいるのだと思います。
ウォータードリップ、水出しコーヒー、ダッチコーヒーとも呼ばれています。 冷たい水で抽出する方法で、コーヒーの粉に冷たい水を一滴ずつ落としながら、時間をかけて抽出するコーヒーの淹れ方です。 細く粉砕したコーヒーの粉に、時間をかけて冷水を一滴ず…
コーヒー1杯あたりの焙煎コーヒー粉の使用量は、一度に淹れる杯数や飲み方によって変わって来ると思いますが、メジャースプーン1杯(約10g)~2杯弱(約18g)くらいが適量だと考えています。 【目次】 (1)焙煎コーヒー粉の分量(使用量)は・・・ (2)挽…
淹れたコーヒー(コーヒー浸出液)の99%は水ですから、一番重要なコーヒー(コーヒー浸出液)の成分は水(使用する水)だと言われています。 そして、水に含まれているミネラル成分は、コーヒー(コーヒー浸出液)の色や味覚に影響を与えると言われています。 和…
低温トリップ法、ダッチコーヒー、ウォータードリップ、水出しコーヒーとも呼ばれています。 冷たい水で抽出する方法で、コーヒーの粉に冷たい水を一滴ずつ落としながら、時間をかけて抽出するコーヒーの淹れ方です。 細く粉砕したコーヒーの粉に、時間をか…
ミルクコーヒーの牛乳含量は50~60%で、それに脱脂乳・コーヒー抽出液・インスタントコーヒー・砂糖・ぶどう糖・香料・カラメルなどを添加します。 牛乳の淡白な風味に、コーヒーの素晴らしい風味が加わって、美味しい飲み物が出来上がります。 喫茶店…
エカワ珈琲店は珈琲屋ですから、エスプレッソ(espresso)についてそれなりの知識は持っているつもりです。 しかし、あまり興味が持っていなかったので、エスプレッソ(espresso)についてお金を使って深く探究したことはありません。 ということで、Wikiped…
タイトルは「カリタ式コーヒーの淹れ方」ですが、カリタ式でなくても、以下に紹介する淹れ方が、ペーパードリップの基本だと思います。 ハンドドリップには、大きく分けてペーパーフィルターを使って淹れる方法と、布フィルターを使って淹れる方法が知られて…
原料に含まれている成分を、溶媒を使って分離する操作を抽出と呼んでいます。 原料が液体ならば「液液抽出」、固体ならば「固液抽出」と表現できるのだと思います。 食品工業の分野で多用されている抽出は固液抽出で、焙煎コーヒー豆からのコーヒー有効成分…
ブラックコーヒーとは、砂糖・牛乳・エバミルク・クリーム・植物性フレッシュ・香料などの添加物を添加しないで飲むコーヒー。 抽出したコーヒーに何も添加しないで飲むコーヒー。 ちなみに、ホワイトコーヒーは、ミルクを入れて飲むコーヒー。ミルクコーヒ…
コーヒーのカッピングの専門家を訓練するために開発されたコーヒーのアロマキット。 ワインのアロマキット「Le Nezdu Vin(ル・ネ・デュ・ヴァン)」の開発者ジャン・ルノアール氏によって開発されたコーヒーのためのアロマキット。 スペシャリティーコーヒー…
蒸気圧を利用したフラスコ型のガラスの抽出器具で、ロート、フラスコ、フイルターなどで構成されています。 蒸気圧で、フラスコからロートへとお湯が上昇して、ロート内でコーヒーの粉と接触して、それが再び、下のフラスコに落ちてくるという抽出器具です。…
ドリップ式でコーヒーを抽出・濾過するときに、コーヒーの水溶性物質と非水溶性物質を分離・ろ過する役目を背負っているのがフィルターです。 そのフィルターのうち、ペーパードリップ方式でコーヒーを抽出・濾過するときに使用する紙製のフィルターが『ペー…
ネルドリップ=布ドリップ。 片面を起毛した針金付の布袋でろ過する方法。 ペーパードリップでの抽出と同じで、ハンドドリップ(手作業)での抽出となります。 ネルとは「フランネル」のことで、手触りが柔らかくて起毛している織物のことです。 「フランネル…
アメリカのコーヒー業界ですが、マイクロロースターと呼ばれる小規模で元気なコーヒー豆焙煎屋さんの活躍に注目が集まっています。 そして、その小規模で元気なコーヒー豆焙煎屋さんの間で人気があるのが、ドリッパーにセットしたコーヒー粉の上から手作業で…
コーヒーの液体をカッピングスプーンで軽くすくい、コーヒーの液体を口の中に音をたてて強く吸い込み、コーヒーの液体を口の中で霧状に広げて、コーヒーの甘味、酸味、苦味、後味、コクや口あたり、味のバランス等をテストしてから、コーヒーの液体を口から…
アイスコーヒーの作り方には、「急冷する方法」と「作り置きする方法」があるのだと思います。 ただ、「作り置きした」アイスコーヒーは、どうしても香りの減少や液体の酸化と言う問題から逃れることができません。
ペーパードリップでコーヒーを淹れる際、上部のドリッパーから落ちてくるコーヒーの液体を受ける器具。 コーヒーサーバー/Coffee Server 。 コーヒーを貯えておく容器のことをコーヒーサーバーと呼んでいるのだと思うのですが、エカワ珈琲店は、ペーパード…
低温トリップ法、京都コーヒー、ウォータードリップ、水出しコーヒーとも呼ばれています。 冷たい水で抽出する方法で、コーヒーの粉に冷たい水を一滴ずつ落としながら、時間をかけて抽出するコーヒーの淹れ方です。 細く粉砕したコーヒーの粉に、時間をかけ…
フランス生まれのコーヒー抽出器具で、ろ過装置の付いたフタ付きポットです。 筒状のポットに、コーヒーの粉と熱湯を入れて、上から円板状のフィルターを押し沈めて抽出する器具。紅茶の抽出にも使用できます。 『カフェプレス』は、「フレンチプレス(French…
コーヒーを官能検査することでコーヒー生豆を検査する方法をカップテストと呼んでいて、そのカップテストを行うための訓練を受けた人をカップテイスター(コーヒー鑑定士)と呼んでいます。 ブラジルでは、カップテイスター(コーヒー鑑定士)のことをクラシフィ…
エスプレッソコーヒーの上部に浮かぶ、きめ細かいアワ。 高品質のエスプレッソコーヒーの表面は、赤みがかった茶色の泡で覆われていると言われています。 良質のエスプレッソコーヒーには、クレマは必要不可欠な存在だと言われています。 エスプレッソマシー…
フランスの代表的なコーヒーの飲み方、フランスのモーニングコーヒー。 大型のカップに、熱い牛乳とコーヒーを半々に高い位置から注いで泡立てたコーヒー飲料。 エスプレッソコーヒーと牛乳を混ぜ合わせたカフェラテと同じタイプのミルクコーヒーですが、 カ…