珈琲ブログ(有料記事and無料記事のコーヒー用語集)

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珈琲用語

コマーシャルコーヒー(Commercial Coffee)

コーヒーの大量生産向けの平均的に良質なコーヒー豆を、コマーシャルコーヒーやコモディティーコーヒーと呼んでいるのだと思います。 プレミアムやスペシャリティーとは、少し分類が違うコーヒー豆。 商業取引の対象となるコーヒー生豆。商業コーヒー。 エカ…

香気成分/Aroma compound

焙煎したコーヒー豆の香りを作っている成分。 焙煎コーヒー豆の芳香化合物。Aroma compound。 コーヒー生豆を焙煎加熱することで、数百種類といわれている香気成分が生成されますが、単独でコーヒーの香りを表現できる成分は見つかっていないということです…

香味

Fravor/フレーバー。 食べ物や飲み物を口にしたときに感じる感覚。 コーヒーなら、コーヒーを口に含んだときに感じる感覚。 コーヒー生豆を焙煎することで、新しいコーヒー特有の酸味が作られ、新しい苦味物質が作られ、数百種類といわれる香り成分が作られ…

クレオソティ/Creosoty

深く焙煎したダークローストのコーヒーを飲んだときに感じる、苦くて焦げたような味覚。 煙のような臭気がして、タールのようなニオイが口の中に残るコーヒーを表現する用語なのだと思います。 クレオソート油(クレオソートゆ、Creosote oil)は、コールタ…

喫茶店/Kissaten

食品衛生法施行令第35条は、喫茶店営業を、「喫茶店・サロン、その他設備を設けて酒類以外の飲み物、または、茶菓子を客に飲食させる営業」と規定しています。 コーヒー、紅茶やジュースなどの飲み物、サンドウィッチやトースト、ドーナツ、ホットケーキな…

貝殻豆/シェル(Shell)

コーヒー生豆の精製工程にて、過乾燥や機械によって物理的に割れた豆で、貝殻状に砕けたコーヒー生豆。 貝殻のような大きな空洞のあるコーヒー豆で、コーヒー豆によく見られる欠陥。

カネフォーラ(Canephora)、ロブスタ種

コーヒーの2大栽培種の一つで、アラビカ種についで多く栽培されています。 コーヒー豆の取引では、ロブスタ名がカネフォーラの代名詞となっています。 カネフォーラ種には、ロブスタ、ウガンダ、コニロンなど、地域ごとに異なった変種があります。 低地で栽…

外皮(がいひ)/Exocarp

コーヒーの果実は、一番外側に外皮、それに包まれた果肉、その内側にパーチメントと呼んでいる繊維質の皮、さらにコーヒーの種子をおおっている薄い皮からなっています。 外皮(がいひ)は、コーヒーの実の一番外側の皮の部分で、成熟すれば赤色になるのですが…

果実(Coffee Fruit)、コーヒーチェリー(Coffee Cherry)

コーヒーの果実は、別名、コーヒーチェリーとも呼ばれています。 コーヒーの果実は、最初は緑色で、数ヶ月で黄色く色づいて、成熟すると真っ赤になります。 この真っ赤に色づいたコーヒーの果実がサクランボに似ているところから、チェリーとも呼ばれている…

カトゥアイ/Catuai

ムンド・ノーボとカトゥラのハイブリッド(混血)。 ムンド・ノーボの樹高の伸びをカトゥラとの交配で抑えた矮性種(わいせいしゅ=背が低い品種)。 生産性が高く、病虫害にも強い品種です。 高密度でも成長することができる生産性の高い高収量品種で、強い風や…

カトゥラ/Caturra

ブラジルのミナス・ジェライス州で発見されたブルボン種の突然変異種。 比較的に生産性が高くて、速く成熟するコフィア・アラビカの新しい品種。 伝統的なアラビカ種の品種よりもさび病などの病気に対する抵抗力が強く、ブロボンに似て豆は小粒で隔年に実が…

カーワ/qahwah

コーヒーの語源。 アラビアでコーヒーを煎じた飲み物をカーワー(qahwah)と呼んでいたのが、トルコに入ってカーヴェと呼ばれるようになって、その後、ヨーロッパに伝わる中で、カフェやコーヒーと呼ばれるようになったみたいです。 コーヒーという用語の語源…

グラッシー(Grassy)

草臭。草のニオイのするコーヒーの風味を表現する用語なのだと思います。 クロロフィル(葉緑素)、あるいは、青草のような風味を表現する用語で、コーヒーにとって、あまり好ましくない風味かもしれません。 干草のような風味を表現するときにも、使われるこ…

Q認証/Q-Certified(キュー認証)

Qグレーダーというコーヒーの資格を持つ鑑定士3名が、一定以上の評価をしたスペシャリティーだと思われる品質のコーヒー豆に与えられる認証。 認証を受けることで、コーヒー豆に付加価値が発生して高値で取引されています。 コーヒー豆の生産者が、CQI…

香り(アロマ)

コーヒーの品質で、最も重要な要素。 コーヒーの香りは、コーヒー生豆の成分が焙煎によって分解したり、分解して新たに出現した成分同士が反応したりして生成します。 「コーヒーの香り」という言葉は、淹れたコーヒーの香り(鼻で感じる匂い)を表現している…

カレント・クロップ/Current Crop

最近に収穫されて、焙煎加工に利用可能なコーヒー生豆。 コーヒーの年度は10月から翌年の9月までとなっていて、その年に収穫されたコーヒー生豆をカレント・クロップと呼んでいます。 現在使われているコーヒー生豆のことで、ニュークロップとほぼ同義語…

コーヒーノキ

植物学によるとコーヒーノキはアカネ科・コヒア属の植物で、常緑の熱帯性低木です。 コヒア属には「アラビカ種」・「ロブスタ種」・「リベリカ種」など数十の種が存在しています。 コーヒーノキは、主に熱帯・亜熱帯地域に属する70カ国以上の国々で栽培さ…

カティモール/Catimor

耐病性のあるティモール(アラビカ)とカトゥラを人工的に交配したさび病耐性の強いハイブリット(混血)。 病気に強くて高収量のコフィア・アラビカの新品種。アラビカ種のコーヒーノキ。

カップオブエクセレンス/Cup of Excellence

生産国の特定の地域で収穫されたコーヒーの中から、生産国の審査員と国際的に選ばれた陪審員によって、生産国の最高品質のシングルロットを選び出す催しと、それにプラスして、その最高品質のシングルロットのコーヒーをインターネットオークションにて競売…

コーヒーの日

1983年(昭和58年)、全日本コーヒー協会が10月1日を『コーヒーの日』にすることを決めました。 コーヒー年度は10月から翌年の9月までで、10月1日が年度の始まりになっています。 ということで、日本のNational Coffee Day(コーヒーの日)は10…

エチオピア

アフリカ大陸に位置する国で、面積は日本の約3倍で首都はアジスアベバ。 コーヒー発祥の地といわれていて、このエチオピアでコーヒーが発見されたという伝説が「カルディーの伝説」です。 モカコーヒーは、エチオピアコーヒーの代名詞です。 エチオピアのコ…

カラメリーorキャラメリー/Caramelly

焦げた痕跡が残っていない、加熱調理した砂糖料理の香りや味。 心地良い余韻をもたらす風味。 シュガーが酸化してカラメル化した、キャンディーやシロップ特有のフレーバーやアロマ。 コーヒー豆に含まれているシュガーは、焙煎することでカラメル化します。…

ウィリアム・H・ユーカーズ

william H ukers。1873年~1954年。 オール・アバウト・コーヒーの編纂者。アメリカのコーヒー研究家。 ウィリアム・ハリソン・ユーカース。 フィラデルフィアの高校を卒業後、18歳でニューヨーク市に移り住み、ジャーナリスト(編集者・執筆者)を…

エイジングコーヒー/エイジド・コーヒー(Aged Coffee)

エイジングしたコーヒー生豆。熟成コーヒー。Aged Coffee。年齢を重ねたコーヒー生豆。 収穫後3年以上の長期間、ある一定の環境のもと、貯蔵・熟成させたコーヒー生豆。 ただ単に古くなったコーヒー生豆(オールドコーヒー豆)とは、その性質が異なっています…

エアルームコーヒー(heirloom coffee)

3世代以上に渡って、その農家で栽培され続けて来た農作物を、アメリカやカナダではエアルームと呼んでいるようです。ということで、ティピカ種、ブルボン種などの在来種、伝統品種を、エアルーム(Heirloom)コーヒーと表現しているのだとエカワ珈琲店は解釈…

ウォッシュド

別名、水洗式。 コロンビアやグァテマラなどの中南米、タンザニア、ケニアなどが採用しているコーヒー生豆の精製方法。 コーヒーの果実を水に浸して不要物を取り除き、コーヒー生豆を取り出す精製方法。 不要物とは、外皮、果肉、内果皮、銀皮などです。 収…

SHB

Strict Hard Bean(ストリクト・ハード・ビーン)の略。 標高による等級分類において、3900フィート(1180m)以上の高地で栽培・収穫されるコーヒー。 高地における交通・運搬・栽培管理上のリスクがあるとしても、上質のコーヒーが生産できるというこ…

エキセルソ/Excelso

コロンビアコーヒーの格付けに使う言葉。 スクリーンが14~16のコーヒー生豆で、スプレモに次ぐ格付けのコーヒー生豆。 エキセルソ(Excelso)は、主として、コーヒーの格付け用語として使われています。 エキセルソ格付けのコーヒー豆のサイズは、スプレ…

エイジング(生豆)

コーヒー生豆を適当な条件下で、十分に時間をかけて一定期間貯蔵することで望ましい状態を作り出すこと。新しい香味を付与すること。 コーヒー生豆を適当な条件下で貯蔵することで、コーヒー豆の成分が適度に変化して、独特の香味や風味を持つコーヒー豆を作…

アブダル・カディール 

16世紀のイスラム教の法学者。 アブダル・カディール、正式名は、アブド・アル・イブン・ムハンマド・アル・アンサーリ・アル・ジャザリ・アル・ハンバリ(Abd-al-kadir ibn mohammad al Ansari al Jazari al Hanbali)。 1587年(or1687年)、アブダ…